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AIを活用したコードエディタ Cursor の使い方

AIを活用したコードエディタ「Cursor」の使い方をまとめました。


1. Cursor

「Cursor」は、迅速なソフトウェアの構築に役立つ、AIを活用したコードエディターです。

2. 使用料金

使用料金は次のとおりです。無料で試用することもできます。

3. インストール

「Download」ボタンでインストーラをダウンロードおよび実行して、指示に従ってインストールします。

4. Command K

Command K」で、AIを使用してコードの作成および編集ができます。

4-1. コードの作成

(1) 「Command K」でAIを呼び出し、生成したいコードの説明を入力し、「Generate」ボタンを押す。
今回は、「helloworld.py」という空のファイルを用意して、「"Hello World!"と標準出力」と指示しました。

(2) 生成されたコードを確認し、採用時は「Accept」ボタンを押す。


4-2. コードの編集

(2) 編集コードを選択し、「Command K」でAIを呼び出し、編集したいコードの説明を入力し、「Generate」ボタンを押す。
今回は、「print("Hello World!")」を選択し、「出力文を"Hello Cursor"に変更」と指示しました。

(2) 編集されたコードを確認し、採用時は「Accept」ボタンを押す。

5. Chat

「Chat」を使用すると、コードベースを認識するAI と会話できます。「Chat」では現在のファイルとカーソルを常に確認できるため、「ここにバグはありますか?」などの質問をすることができます。

(1) 右上のボタンで「Chat」を開く。

(2) 会話。
今回は、「このコードを説明してください。」と指示しました。

Command+Shift+L」または「@」で、特定のコードブロック、「Command+Enter」でコードベース全体ををコンテキストに追加できます。

6. @ Symbols

@ Syumbol」を使用すると、AIに確認してもらいたいファイルやコードを簡単に提示できます。「Command+K」または「Chat」で「@」を入力することで、ファイルやコードのドロップダウンを取得できます。

(1) 「Chat」で「@」→「Files」→「helloworld.py」を選択。
今回は、ファイル「helloworld.py」を提示しました。

(2) 会話。
今回は、「このコードを説明してください。」と指示しました。


特定の依存関係を持つコードを生成したり ("@ErrorPopup と同じスタイルを使用してください") 、特定のファイルについて問い合わせたり ("@inlineDiffService.ts は何をしてますか") できます。

7. Codebase Answers

Codebase Answers」で、コードベース全体についてAIに質問できます。
「Chat」で 「Command+Enter」を入力するか、入力ボックスの「with codebase」ボタンをクリックします。

(1) 「Chat」で「Command+Enter」を入力。

(2) 会話。
今回は、「このコードベースを説明してください。」と指示しました。

「元に戻すやり直しロジックはどこにありますか?」、「クライアント側で認証トークンをどのように処理すればよいですか?」などの質問が可能になります。

8. Doc

Doc」で、AIによるサードパーティライブラリの理解が向上します。ドキュメントを使用するには、「Chat」または「Command K」に 「@LibraryName」と入力します。

(1) 「Chat」で「@LibraryName」を入力後、「https://nextjs.org/docs/pages/api-reference」を入力。
今回は、「Next.js」のドキュメントを指示しました。

(2) エントリポイントとプレフィックスを確認して、「Confirm」ボタンを押す。

9. Auto-Debug

Auto-Debug」は、Cursorのターミナルのエラーを修正するエージェントです。 ターミナルエラー後に表示される青い「Auto-Debug」ボタンをクリックすることで開始できます。

(1) ターミナル実行でのエラー時に「Auto-Debug」ボタンを押す。

ターミナルは右上のボタンで開くことができます。

10. Fix Lints

「Fix Lints」で、Lint エラーをすばやく修正できます。lint エラーの上にマウスを移動し、表示される青い「Fix」ボタンをクリックするだけです。



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