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3D Gaussian Splatting Converter の使い方

「3D Gaussian Splatting Converter」の使い方をまとめました。


1. 3D Gaussian Splatting Converter

3D Gaussian Splatting Converter」は、3DGS形式のPLYファイルと CloudCompare形式のPLYファイルを相互変換するツールです。

・3DGS (3D Gaussian Splatting) 形式のPLYファイル
主に「3D Gaussian Splatting」に使用され、点群データの各点にガウシアン(正規分布) を割り当てることで、より滑らかで自然な表現を可能にします。各点には位置情報に加え、ガウシアンの分散や重みなどの情報が含まれることが多いです。

・CloudCompare形式のPLYファイル
「CloudCompare」は3D点群データの可視化や解析に特化したソフトウェアであり、この形式のPLYファイルはそのために最適化されています。各点には通常、位置情報と色(RGB)情報が含まれますが、法線や他の属性も追加することが可能です。

2. 主な機能

「3D Gaussian Splatting Converter」の主な機能は、次のとおりです。

・フォーマット変換
3DGS形式のPLYファイルと CloudCompare形式のPLYファイルを相互変換します。入力ファイルとして .parquet もサポートされています。

・RGBカラーリング
点群にRGB値を追加して、CloudCompare形式での視覚化と編集を向上させます。

・密度フィルタ
まばらなデータを削除して、点群の密な領域に焦点を当てます。

・フライヤー除去
データセット内の不要な外れ値や浮動小数点を取り除きます。密度フィルタと組み合わせて使います。

・境界ボックス切り取り
境界ボックスで切り取ります。

3. インストール

Pythonの仮想環境で、次のコマンドを実行します。

pip install git+https://github.com/francescofugazzi/3dgsconverter.git

4. 使い方

使い方は、次のとおりです。

4-1. 3DGS形式のPLYファイルをCloudCompare形式のPLYファイルに変換

3dgsconverter -i input_3dgs.ply -o output_cc.ply -f cc --rgb

4-2. CloudCompare形式のPLYファイルを3DGS形式のPLYファイルに変換

3dgsconverter -i input_cc.ply -o output_3dgs.ply -f 3dgs

4-3. 変換中に密度フィルタを適用

3dgsconverter -i input_3dgs.ply -o output_cc.ply -f cc --density_filter

4-4. 変換中に密度フィルタを適用し、フライヤー除去

3dgsconverter -i input_3dgs.ply -o output_cc.ply -f cc --density_filter --remove_flyers

4-5. ヘルプ

3dgsconverter -h



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