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Google Colab で logging を使う

「Google Colab」で「logging」を使う手順をまとめました。

1. logging

「logging」は、Pythonのログ出力機能です。「logging」を使用することで、出力先 (標準出力 or ファイル) と出力レベル (DEBUG or INFO or WARNING or ERROR) を選択できるようになります。

・DEBUG : デバッグ情報の出力。
・INFO : 想定通りのことが発生。
・WARNING : 想定外のことが発生。
・ERROR : 機能を実行できない。

2. Colabでの実行

Google Colab での実行手順は、次のとおりです。

(1) 「logging」の準備。
stream=sys.stdout」で出力先を標準出力にします。

import logging
import sys
logging.basicConfig(
    stream=sys.stdout, 
    level=logging.DEBUG, 
    force=True) 

パラメータは、次のとおりです。

・stream : 出力先
・filename : ファイル名 
・level : 出力レベル
・force : 強制的に以前の設定をリセット

(2) ログの出力。

logging.debug("デバッグ用のログです。")
logging.info("情報用のログです。")
logging.warning("警告用のログです。")
logging.error("エラー用のログです。")

ログ出力用のメソッドは、次のとおりです。

・logging.debug() : デバッグ出力
・logging.info() : 情報出力
・logging.warning() : 警告出力
・logging.error() : エラー出力

3. 出力レベル

出力レベルをINFOにするとINFO以上 (INFO / WARNING / ERROR)、WARNINGにするとWARNING以上 (WARNING / ERROR) の情報のみ出力されるようになります。

import logging
import sys
logging.basicConfig(
    stream=sys.stdout,
    level=logging.INFO,
    force=True) 
logging.debug("デバッグ用のログです。")
logging.info("情報用のログです。")
logging.warning("警告用のログです。")
logging.error("エラー用のログです。")

4. ファイル出力

ファイル出力を行うには、filename="<出力ファイル名>" を指定します。

import logging
logging.basicConfig(
    filename="app.log",
    level=logging.DEBUG,
    force=True)

出力ファイルは、左端のフォルダアイコンでファイル一覧から確認します。

参考


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