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宝飾時計を観て

主題歌の「青春の続き」が好きで気になっていた、高畑充希さん主演の舞台「宝飾時計」を配信で観た。

くるくると回る舞台でテンポ良く話が進んだので、食らいつきながら観ていた。
あんなに文字数が多いセリフなのに、全て聞き取れるのすごすぎ…と舞台俳優のすばらしさを再認識。

主人公の年齢と同じぐらいの歳なので感情移入しやすかったと思う。
20代の後半から訪れる周りの結婚ラッシュで目の当たりにする現実とか。将来が見えないパートナーとの関係性に対する焦りとか。わかる〜

観終わった後は釈然としない気持ちで、大小路の振る舞いは結局何だったんだ…とモヤモヤしてしまった。
けど、テーマ曲の「青春の続き」をヘビロテしていたらこのモヤモヤとの気持ちの折り合いをどうつけながら大人になっていくのか、いうことがテーマの一つだったのかな。

過去に自分の理想通りには振る舞ってくれない、というギャップに苦しんだことは何回もある。
好きで大切だからという理由だけでずっと傍にいられる訳ではないのよね。
誰しも青春の続きに想いを馳せる瞬間があるのかな。
そういう経験を優しく包み込んでくれるような作品だと感じた。

現実なのかゆりかの妄想なのか、ラストシーンも含めて分からなくなってしまったので色んな人の感想を覗き見したい…

最後に、舞台を生で見たかったと言う気持ちもあったけれど、配信は配信で演者の表情が細かく読み取れるのでよかったです。
今日もヘビロテしよう。

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