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高難易度!3倍レバレッジTECLとSOXLの購入タイミングはいつか?

NASDAQ100指数の下落企画として、今回は3倍レバレッジの人気商品である「TECL」と「SOXL」の購入タイミングについて考察します。

2倍レバレッジの「レバナス」購入戦略については、以下をご参考下さい。
NASDAQ100指数の下落は続く、ピンチをチャンスに変えるレバナス投資戦略|np2030@資産運用|note

私は、3倍レバレッジ商品は「リスク許容度」の限界値を超えるため、投資対象とはしていませんが、大暴落時に購入に踏み切ることが出来れば、短期で大きなリターンを得ることが可能となります。

購入のタイミングを誤ると資産を瞬く間に半減させてしまう危険商品でもありますが、「レバナス」の欠点でもある為替ヘッジが無いことや、購入タイミング次第では「短期」で一気に資産を膨らませることが出来る爆発力があるため、夢のある投資商品と言えるでしょう。

加速力のある「レバナス」が中期向け、爆発力のある「TECL」と「SOXL」は短期向けと私の中では認識しています。したがって、これら3倍レバレッジ商品については、決して長期で保有すべき商品では無いことを予め申し上げておきます。

さて、昨日のnoteでも考察しましたが、NASDAQ100指数は、「インフレ懸念」と「景気後退懸念」のダブルパンチにより、「10000」を割り込む可能性が現実味を帯びてきました。

3倍レバレッジで勝負を掛けるのであれば、コロナ懸念で一時的に急落した
・2020年3月16日の基準値「6994」
を必ず頭の片隅に置いておくべきでしょう。

それでは、本日もシンプルに考察していきます。
昨日の考察により、「SOX指数(半導体株指数)」は、NASDAQ100指数とほぼ同じ値動きをすることが分かりました。
また、「TECL(情報技術セクター)」にはアップルとマイクロソフトだけで全体の40%を含んでいることから、どちらも「NASDAQ100指数」を基準として計算していきますのでご了承下さい。

6月10日現在のNASDAQ100指数の基準値は「11832」でした。
・基準値が10000まで下落した場合には約15%
・基準値が9000まで下落した場合には約25%
・基準値が8000まで下落した場合には約32%
・基準値が7000まで下落した場合には約40%
の下落余地が残されています。

単純に3倍レバレッジであれば、上記の下落率が3倍となりますので、
・「10000」まで下落すると約45%
・「9000」まで下落すると約75%
・「8000」まで下落すると約94%
・「7000」まで下落すると、約120%
の下落となります。

私は、経済評論家や経済アナリストではありませんので、今後どこまでNASDAQ100指数が下がるか予測することは出来ません。
しかし、TECLやSOXLに投資するのであれば、2年前のコロナ懸念で一時的に暴落した基準値「7000」までは考えておいた方が良さそうです。
そして、前回の暴落から「まだ2年しか経過していない」という事実も肝に銘じておくべきでしょう。

6月10日現在のTECLとSOXLの基準値は、
TECL31.38」「SOXL18.81」でした。
今後NASDAQ100指数の基準値が、
・「10000」まで下落すると、
TECL17.23、SOXL10.35
・「9000」まで下落すると、
TECL7.84、SOXL4.7
・「8000」まで下落すると、
TECL1.88、SOXL1.12
まで基準価格が下がるということになります。

2年前のコロナによる一時的な暴落をまともに受けてしまった場合には、TECLもSOXLも基準値1を割り込む水準まで落ち込む可能性があります。
単純にNASDAQ100指数の下落率に3倍を掛けただけの計算ですし、実際にはベンチマークとなる指数も異なるため、ここまで酷い結果にはならないかもしれません。
しかし、TECLもSOXLもNASDAQ100指数ほど分散が効いていないため、更に酷い結果になる可能性も否定は出来ません。

対処法としては、下がってもナンピン買いするか、積立を継続していくかですが、仮にNASDAQ100指数が「8000」を割るような局面があった場合には、既に手の施しようがない状況に陥っているような気がします。

皆さん、これだけのリスクを冒してまで、今の時期にTECLやSOXLに投資をしますか?
基準値が「」を割れば、今後更に円安が進行していたとしても、10万円以下で購入が可能となります。
一攫千金の夢を見たいのであれば、TECLもSOXLも基準値が「5」を割った辺りから購入しても遅くはないというのが、今回の考察の結果です。

3倍レバレッジは爆発力が故に、上昇した時の大きな夢を先に見てしまいがちですが、通常の下落が「暴落」となることを心得ておきましょう。

ちなみに私が5月から投資しているレバナスもコロナ暴落の水準まで下がると、今から80%の下落を覚悟しなければなりませんね。
しかし、レバナスは投資信託であるため、積立投資を機械的に出来ることが強みです。積立投資により、いつかは訪れる大底に近い基準価格で購入が可能となる訳です。ETFで運用されるTECLやSOXLよりも、難易度は低いと言えるでしょう。

今日は、NASDAQ100指数の下落企画として、3倍レバレッジ商品の代表格である「TECL」と「SOXL」について考察してみました。
購入タイミングが運命を決める難易度の極めて高い商品ですが、私はリスク許容度の限界値を超えるため、投資するつもりはありません。
投資にチャレンジされる方は、大底を掴めるよう頑張ってください。




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