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新NISAに向けた準備④(レバナス利確、米国債券買い増し)

今週は、エヌビディア(NVDA)が市場予想を大きく上回る驚異的な決算を出したことで、半導体指数(SOX)とNASDAQ100指数は週末に掛けて年初来最高値を大きく更新しました。

レバナスホルダーの皆さん、おめでとうございます。

さて、私もこの上昇相場に乗れたかというと、残念ながら5月23日(火)に楽天レバレッジNASDAQ100(レバナス)を売却したため、決算の恩恵を受けることが出来ませんでした。

昨年5月から約1年間運用してきたレバナスは、エヌビディアの決算前に手放しました。元々、レバナスに関しては短中期保有で考えおり、運用期間が5年となるNISAで購入していました。

レバナスの運用成績 +307,082円
投資期間1年(2022年5月~2023年5月)
総投資額 1,285,600円
譲渡金額 1,592,723円

売らずにレバナスの保有を継続していれば、エヌビディア決算の波に乗って、更に10万程、利益が乗っていたのかもしれません。

しかし、エヌビディアの好決算を当てることはコインの表裏を当てることと同じ。つまり、50%の確率だったと思っています。

実際に、エヌビディアは決算後、株価が25%以上も上昇している訳ですから、投資家の大半が決算発表を受けて、エヌビディアに飛び乗っているということになります。

25%以上の最大限の恩恵を受けられたのは、決算前からエヌビディアの株式を握りしめていた一部の投資家だけということですね。

逆に、エヌビディアの決算が市場予想を下回れば、叩き売られていたかもしれないことを考えると、私のような凡人投資家は、大きな利益を狙おうとはせず、決めたルールに則って確実にリターンを狙いにいくというのが、賢明かと思います。

私が今回レバナスを売却した理由は、NASDAQ100指数が短期で上がり過ぎていると判断したからです。

今年の投資戦略は「暴落への備え」です。

金利が上昇を続ければ、ハイテク企業を多く含んでいるNASDAQ100指数は下がるというのが大方の見立てでしょう。

ハイテク企業の大半は、成長企業ですから銀行から多くのお金を借りて、事業投資に充てていることを考えれば、金利が上がることは好ましくないはずです。

しかし、一般論とは逆に相場が動くところが投資の面白いところで、今年は金利が上がり続けているにも関わらず、NASDAQ100指数は絶好調ですね。

昨年大きく下げていますので、そのリバウンドで上げているとも考えられますが、私としては不可解な部分が拭いきれず、市場の過熱感が違和感へと変わり、利益が乗っている今の時期にレバナス売却へと至りました。


一方の、「米国債券」は金利に従順です。

〇 金利が上がれば、「米国債券」は下がる。
〇 金利が下がれば、「米国債券」は上がる。

つまり、投資家にとって扱いやすい投資先とも言えるでしょう。

今年は、NASDAQをはじめ、米国の株価指数は軒並み好調です。

逆に「米国債券」は絶不調ですね。

つまり、株価と債券は負の相関関係(逆相関)にあるわけです。

パウエルFRB議長の最近のコメントからも、この先ずっと金利が上がり続けることは考えにくいはずです。

「米国債券」は金利に従順に動くため、金利が下がれば、上がります。

しかし、金利が下がった時に株価がどっちに転ぶかは分かりません。

私は、確実性の高い「米国債券」を買い増していきます。

早速ですが、レバナスを売却して得た資金で「米国債券ETF(2621)」を1000口買い増しました。

5月26日現在
IS米国債20年ヘッジ(2621)
保有数3000⇒4000口
評価額 5,684,000円(-383,516円)

米国債券の問題点として、「金利が上がる」ということは、米ドルが買われ円安ドル高に、「金利が下がる」ということは米ドルが売られ、円高ドル安に為替が動くことです。

為替が金利に連動してしまうため、外国債券の運用は確かに難しいのが事実です。

しかし、私が投資しているのは為替リスクを抑えた東証上場のヘッジ付ETFです。ヘッジコストは嵩んでいきますが、利回り3~4%の配当金で相殺できると踏んでいます。

米国債券ETF(2621)に投資する理由は、キャピタルゲイン狙いだと理解して下さい。

金利が下がり、暴落の危機が去れば、米国債券ETF(2621)を売り、外国債券インデックスファンド(ヘッジ無し)へスイッチする予定です。

将来的に円の価値は下がると考えているので、ヘッジ無しでいきます。


レバナスを売却したことで、私が保有する金融資産は3つとなりました。
① 全世界株式インデックスファンド
② 東証米国債券ETF(2621)
③ 国内個別株(N社)

FIRE達成に向けて、最終的には、経済学者による研究に基づいた金融工学を根拠としたアセットアロケーションを構築していく予定です。

①株式
②債券
③不動産(REIT)
④コモディティ(金)

私の投資戦略は、資産を防衛しつつ、暴落時には一気に攻める「逆張り」戦略です。

市場が過熱感を増している時は、①全世界株式インデックスファンドを淡々と積み立てながら、②の米国債券の比率を高めていく。

今年は冷え切ったままになって放置されている米国債券を買い増して、暴落に備えるという投資方針に変更はありません。

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