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一度決めた投資戦略は貫こう!

私の偏見かもしれないが、投資で失敗している人の大半は、一度決めた投資戦略をころころと変えてしまう人だと思っている。

最初に投資戦略を練ることが、いかに重要であるかを伝えていきたい。

投資戦略は、家計からどのくらいの資金を投資に捻出できるのかを考えることから始まる。次に、自分が何歳まで働くのか、老後の生活費はどのくらいになるのかなど、将来のことまで見通して練ることになる。年齢や家族の人数など、個人の生活実態も戦略を練る上で重要となるだろう。


私は、全世界株式インデックスへの投資を毎月行う。更に、個別株投資やレバレッジ投資(レバナス)などのサテライト投資も行い、運用効率を高めることで、50歳までに金融資産を退職金と合わせて5000万に到達させることを第一の戦略としている。

第二の戦略として、50歳から60歳までの10年間は、5000万を全世界株式インデックスファンド(オールカントリー)で運用する。

最終戦略として、60歳からは、膨れ上がったオールカントリーを定率4%で切り崩しながら、死ぬまで老後生活を働かずに送る。おそらく、全ての資金を使い切ることはないだろうから、残りは家族に引き渡す。それでも、資金に余裕があれば、日本の将来を背負っていく若い学生が勉学に励む母校に寄付するのもアリかなと、ここは漠然と考えている。

私の投資先は、以下の4つである。
① 全世界株式インデックスファンド
② レバレッジNASDAQ100
③ 東証米国債券ETF(2621)
④ 国内株式(N社)

私の投資方針は、「シンプル」だ。

つまり、金融商品を持ち過ぎないこと。

①は毎月68000円の積立投資
②はレバナスMyルールに則った機械的投資
レバナス投資のMyルール|np2030@資産運用|note

資金に余裕が生まれれば、③東証米国債券ETF(2621)を買い増すか、現金余力(生活防衛資金ではない)を増やしていく。

2023年の投資戦略はこれで行く。


投資初心者や投資に自信がない人の特徴は、多くの金融商品を抱えて運用していることだ。

思うように株価が上がらないと投資商品をすぐに乗り換え、大きな下落が起きると狼狽売りする傾向があるように思える。

これは、SNSやYahoo!掲示板で多く散見される。

YouTubeなどのSNS、マネー雑誌で推奨された銘柄を大して調べもせずに、誰かに勧められるがままに、投資先を選定して、失敗している人を本当に多く目にする。

失敗を真摯に受け止め、反省できる投資家であれば、高い勉強代として、次に生かせそうな気もするが、愚かな投資家は反省するどころか、失敗の矛先を発信者であるインフルエンサーに向けて責任を押し付け、愚痴をこぼす。

投資をこれから始めようとする人にアドバイスを送るならば、まずは骨格となる投資戦略をしっかりと練ることが重要である。

投資戦略とは、
① 何歳までにいくら貯めたいのか
② 貯めた資産を死ぬまでどのように運用していくのか

この2点を特に意識して考えていく。

若い世代であれば、時間を味方に付けることが出来るので、年利4%の運用であっても、目標年齢に到達する頃には十分なリターンが見込めるだろう。

また、今現在、数千万を超えるような大きな資金を銀行に預けている人も、敢えてリスクを取る必要はない。なぜなら、複利の力を味方にするに当たって、資金は時間と同じくらいに重要な要素となるからだ。

逆にゼロからのスタートとなる場合、短い年数(例えば10年)でお金を貯めたいと思うのであれば、10年間で多くのお金を投資に回していく入金力が必要になる。更に、リスクも承知の上で大きなリターンを狙っていかなければならない。

投資戦略は、個人の置かれた目標や生活実態、家庭環境などによって、大きく左右されるため、まずは投資を始める前によく考えることが大切だ。

戦略が決まったら、次に考えることは投資先だ。
① 何故この金融商品に投資をするのか
② 商品のリスクをどこまで許容できるのか
③ 短期、中期、長期のどの時間軸で運用するのか

をまず自分自身で自問自答して欲しい。

私は、先に挙げた4つの金融商品に投資しているが、含み損をどれだけ抱えても、自分自身が納得するまで売却する予定は無い。

投資を始める前に、考え抜いて決めた投資商品だから、他人の意見に流されて簡単に売るようなことはしない。売る時も、自分自身で決断する。


多くの金融商品を保有するということは、それだけ投資先を決定する意思決定が多く発生するということだ。そして、売却する時も同じ数だけの意思決定を必要とする。

金融商品の管理も煩雑となる。資産運用は、死ぬまで続くという考えに基づくならば、いつかは資産を家族に引き継ぐことになるだろう。その時は出来るだけシンプルな方が良い。年齢が上がるに連れて、売買の判断力も鈍るはずだ。

投資はシンプルに行うことが長期投資の真髄だ。

売買を繰り返す投資手法は、コストが発生し、管理が煩雑となり、意思決定の判断力も鈍るので、特に投資初心者にはお勧めしない。

一度決めた投資戦略を簡単に変えてはいけない。

戦略を貫くためには、金融商品を多く持ち過ぎないこと。

全世界株式インデックスファンドと現金だけの運用であれば、株価が暴落したらファンドを買い増すだけで、運用成績は上がる。

この単純明快なポートフォリオが、まさに資産運用の理想型と考えており、私も目指している。

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