見出し画像

債券比率が36%まで上昇!(長期投資は我慢の投資、債券から新芽が生える)

米国の10年債利回り(超金利)が4%を割り込んだことで、債券価格が底値から反転上昇を見せています。

私は、昨年12月から解約した財形年金(約400万)を東証米国債券ETF(2621)への投資に充ててきました。

しかし、私の予測とは裏腹に長期金利は上昇を続け、一時5%を超えるなど金利が下がるどころか、上昇(高止まり)の展開となり、その都度、買い増しを続けたものの、今でも含み損が約60万ある状況です。

〇 東証米国債券ETF(2621)
  現在の基準価額 1357円
  平均取得単価  1508円
  保有数     4000口
含み損     約60万
  ・分配金受取後 約50万

しかし、先日のFOMCでFRBが来年(2024年)の利下げを示唆したことを受けて、債券市場の流れが一気にポジティブな動きに変わりました。

〇 TMF(20年超国債ブル3倍) 
含み益 約33万

TMFへは、10月23日と24日に合計60万を投じました。

2か月足らずで約30万を超える含み益となり、100万の到達が見えてきたところです。

今のところ、どちらも売却予定はありませんが、私の金融資産に占める債券の比率が36%まで上昇しています。

この先、金利が下がり続け、円高の流れがくれば、為替ヘッジ付の東証米国債券ETF(2621)が大きな役割を果たしてくれそうです。

円高ということは、オールカントリー(通称オルカン)のような全世界株式インデックスファンドやニッセイNASDAQ100といった投資信託を円で多く購入することが出来ます。

同時に株安のオマケが付けば、絶好のバーゲンセールがやってくるかもしれません。とはいえ、今は金利が下がると株も上がる傾向がある(債券と株式の相関性が高まっている)ため、そこまでの期待は難しいですが…。

仮に日銀のマイナス金利解除がもたつき、円高にはならず、債券価格だけが上昇した場合には、TMFが威力を発揮します。

TMFは2621とは異なり、ドル建てのため3倍のレバレッジを効かせて、キャピタルゲイン(値幅益)と為替差益の両方にメリットが効きます。

個人的には、金利が下がり始めた後に円高が加速し、逆業績相場となってリセッション入り(株価下落)する。

このシナリオこそが、今まで仕込んできた東証米国債券ETF(2621)が開花する絶好の外国株式に対する投資チャンスであると期待したいところですが、不確実性が高い投資の世界では、おそらく私の予想は全く当てにならないでしょう。

しかし、インフレ再燃で再び米国の長期金利が上昇するという最悪のシナリオにならない限りは、強固なポートフォリオで新NISAをスタートできる体制は整ってきたのかなと感じています。

長期金利の上昇により、債券投資家にとっては、やきもきした凍えた毎日が長く続く非常に厳しい1年でした。

しかし、ようやく冷えた畑に蒔いた種から少しずつ新芽が生え始めたような気がします。

開花は来年春頃でしょうか。

「株の儲けは我慢料」という投資の格言があります。

長期投資は「我慢」の投資と言えるでしょう。

格言は株となっていますが、収益を生む債券にも当てはまるはずです。

私は含み損をどんなに抱えても、自分が納得するまでは「売る」という決断は下しません。

これは、投資のセオリーからは逸脱している行為かもしれません。

それでも、私が損切をしないのは、株式も債券も収益を生む投資商品であれば、いつかは右肩上がりに成長するものだという信念を持っているからです。※レバレッジ商品は、売買ルールをしっかり決めましょう。

私が大きな含み損を抱えていても、動じずに資産運用が出来ているのは、リスク許容度の範囲内で投資を行っている「リスク管理」に他なりません。

債券投資家の皆さん、今年は厳しい1年でした。

売らずに過ごされた方、ここまでよく耐えました。

来年は「債券の年」になれば良いですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?