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ロスチャイルド所有品がオークションに出品

ロスチャイルドの『アイズ・ワイド・シャット』ダンスパーティを覗きみる

今度のロスチャイルド・オークションに出品されるのは、パリ郊外にある悪名高いフェリエール城を所有していたジェームズ・ド・ロスチャイルド男爵とその妻ベティ、そして息子のアルフォンス男爵とグスタフ男爵のコレクションである。

1972年12月、マリー=エレーヌ・ド・ロートシルト男爵夫妻は、フェリエール城で不気味で奇妙な "シュルレアリスムをテーマとした "舞踏会を催した。

招待状には、服装は「ブラックタイ、ロングドレス、シュルレアリストの頭」と書かれており、文章は鏡に向かって読まなければならないように逆向きに書かれていた。

ロマン・ポランスキー監督の悪魔的映画『第9の門』のシーンが撮影されたフェリエール城は、舞踏会の夜、血のように赤くライトアップされ、まるで燃えているかのように見えた。

猫に扮した召使が、蜘蛛の巣の迷路を通ってゲストを席まで案内した。テーブルのセンターピースには、手足を切り裂かれた赤ん坊の人形が飾られていた--死んだり拷問されたりした赤ん坊の姿ほど、食事やパーティーをしたくなるものはないからだ!- バレンシアガのファッションショーのモデルのような黒い服を着た処刑人のような人物を囲んで。

メニューには、マリーナ・アブラモヴィッチのスピリット・クッキング・ディナーにありそうな、「エクストラ・ルーシッド」と形容された「サー・ロース」のスープや、「性交後の悲しみ」でローストされたヤギのチーズなどがあった。デザートには、砂糖だけで作られた裸婦が登場し、見世物小屋は真のカニバリズムの様式で続いた。

マリー=エレーヌ自身は、本物のダイヤモンドの涙をちりばめた巨大な雄鹿の頭をかぶっていた。オードリー・ヘプバーンは鳥かごを頭にかぶった。美学者のアレクシス・ド・レデ男爵は、カブトムシで覆われた4つの仮面を頭にかぶった。

下の写真は『アイズ・ワイド・シャット』のような映画のワンシーンではなく、世界で最も裕福なエリートたちが開くパーティーの様子を垣間見ることができる。