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#LiveNzKmスペシャルセッション、テクニカルレポート

先日8/22、ワタシのバースデー前夜に託けまして、#LiveNzKmスペシャルセッションを行いました。
なんと12名ものミュージシャンの皆様がお忙しい中、顔を出して(回線を繋いで)いただけました。本当にありがとうございました。

(敬称略)
#LiveNzKmより
安部潤(pf)
大槻カルタ英宣(d)
大坪正(pf)
折原寿一(g)
菅涼子(vo)
鍬田修一(sax)
佐久間優子(pf)
田中みづえ(vo,pf)
三井大生(vn)
吉川弾(d) 
渡部正人(d)

そしてベース万歳より
箭島裕治(b)

その様子は
https://twitcasting.tv/nozkum/shopcart/178432
より有料アーカイブ視聴をいただけます。
リハーサルや事前打ち合わせ一切なしの、というかその場での打ち合わせ含めましてのガチセッションです。

さて実はこれをやりたいと思ったのは先月末くらいだったでしょうか。ですが、このためにスケジュールを割いていただくのは申し訳ないので、お声がけはかなりギリギリでした。3日前くらい(笑)

そしていつもと違うのが、Syncroom(以後SR)に演奏者が出入りしなければならないということです。
いつもは音声含め演奏はSRでやり取りし、Discord(DC)で映像を、それをOBSでまとめて配信していましたが、
今回はSRに居ない演奏者の楽屋を作りたいと思い、それも配信に載せ、さらにステージとの会話もできるようにならないかと考えました。

(いつぞやのベース万歳で使った、システム説明の図。)

楽屋を作るのは簡単です。DCに別の部屋を作ればいいだけだったです。
ただし、今まで使ってなかったDCの音声を使うことは今回初挑戦でした。
それで、SR用のmacにDCを別アカウントで立ち上げ、これを楽屋専用にしました。このDCの音声をLoopbackでルーティングして、apolloのバーチャルインプットに入るようにします。
普段音声と楽器をapolloからlogicそしてSRへ流し込んでいるので、apolloに入っちゃえば後は簡単です。それがそのまま配信に載ることになります。

ただ、SR側の音声をDCに送るのは問題がありました。はい、DCもmixされてSRに送っているからです。その出力をDCに戻せば、当然楽屋メンバーの話し声がエコーして帰ってくることになります。これは話しづらいということで今回これは諦め、単純にmac内蔵マイクをDCに送ることにしました。
つまり私の声だけが楽屋に届いている感じです。
この点は今回どうしようもなかったのですが、次回以降の課題ですね。

もう一つの課題は、楽屋映像をOBSに送ることです。これはNDIを使いました。
ちなみに楽屋映像はそんなに動きや解像度が重要ではないので、部屋の設定でビットレートや解像度など、クオリティをだいぶ下げました。
ですが、SRの裏で動くNDI scan converterはかなり不安定で、すぐ落ちました。テスト段階で何度も落ちたのと、やはりSRマシンはなるべく負荷をかけたくなかったので別マシンにすることにしました。

候補は古いipad pro、それか古いmacbook air。
ipadなら簡単だったと思います。usb-lightningで繋げばキャプチャーできますからね。
ですが、今回楽屋の皆さんは横一列で並んで欲しかった(表示上)ので、ipadだとそうは表示できませんから、なので古いairを使うことにしました。
そもそもosも古いので、DC自体動くのか疑問だったのですが、一応動きました。NDIも動き、負荷もそんな強くなかったので、大丈夫と思っていたのですが、実際たくさんの皆さんが楽屋入りすると全然ダメでしたね。。
いつの間にかフリーズしてて、mac自体の再起動を2回ほどやる羽目になりました。残念。

とはいえ、楽屋の映像と音声は別のマシンだったので、音声まで止まることはなくすみました。
まぁ今回の初チャレンジということで、次への課題としたいと思います!
ちなみに同じマシンで2つDCを立ち上げることは出来ませんでした。これが出来たら同時に違う部屋の映像をキャプチャ出来たんですけどね。

あ、あと今回やってみて発見だったのが、DCの部屋管理者(ワタシね)は部屋にいる人を別の部屋に簡単に移動できるのです!
これによりステージに乱入してきた某ドラマーを楽屋送りにしたり(笑)
後半ではステージ召喚をこちらでしたり、そんなことが出来ました。

ということで楽屋システムはちょっと半端になってしまいましたが、演奏の裏で楽屋で会話できたりしたのがとても良かったようです!

あとはOBSです。
演奏者映像はステージ部屋をキャプチャーしたものをクロップしてそれぞれの映像に切り出していますので、人数が変わるとその切り出し方式を変更しなければいけません。
それは過去に設定ができていたので、それを基に調整し、楽屋映像を加えて配置することにしました。

OBSは結構なんでも可能なのですが、やりすぎるとこちらがわからなくなるんですよね、、特にシーンを入れ子構造で3〜4階層使っているので、ちょっとパニックになったりします(笑)

今回シーンは一つで、その中で既に設定してある2〜4人用のシーンを切り替えて使いました。一人だったり5人だったりの設定はなかったので今回のために新規設定。
切り替えにはStreamdeckのマルチアクションで1をonで他をoff、みたいな設定を5通り使いました。これは初めて使いましたが、結構便利ですね。

あとはそれぞれの映像を少しだけ自動ズームして動きを出してみました。
が、なぜか5人用セットだけうまく動かず、自分だけが動くっていうヘンな感じになってしまいました。設定確認しなきゃですね。

とまぁこんな感じでした!
ワンオペで演奏しながらあれこれしながらでわちゃわちゃなんですが、それも楽しいですね。

今後の#LiveNzKmですが、

9/1(thu)feat.鍬田修一(sax)大坪正(pf)吉川弾(d) 

9/5(mon)feat.高橋智美(vo)大坪正(pf)宮本憲(g)渡部正人(d)

9/8(thu)feat.田中みづえ(vo,pf)折原寿一(g)

が決定しています。

ぜひみにきてくださいね。

https://twitcasting.tv/nozkum とか、
https://www.youtube.com/c/nozomukumagai/videos
をチェックお願いします!

長文お付き合いいただきありがとうございました!

サポート宜しくお願いします〜♪