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スポーツも人生も万全の状態で戦えることは稀である(映画『インビクタス/負けざる者たち』より)

以前、『インビクタス/負けざる者たち』という映画を見た際、ハッとさせられた掛け合いがあった。

マンデラ "How is your ankle?" (足首の具合はどうだ?)
代表選手 "My ankle?" (足首?)
マンデラ "I was told it was hurt. Has it healed?" (怪我をしていたと聞いていたが、もう治ったのか?)  
代表選手 "The truth is, sir, you never really play at 100 percent, no matter what."(完璧な状態で戦えることなどありません)
マンデラ "Ah, yes. In sports as in life, eh?" (そうか、スポーツも人生も同じだ)
(映画『インビクタス/負けざる者たち』より)

この映画はアパルトヘイト後に南アで初の黒人大統領となったマンデラ氏が、当時、白人のスポーツであったラグビーを通じて国家の意志の統合を図ろうとする話である。この掛け合いはこの映画の中でマンデラ氏が南アのラグビーの代表選手と初めて会ったときのものだ。

これまで、試験や発表の度、自分のコンディションの悪さを反省していた。「なぜ勉強不足で試験に臨まないといけないのか?」、「睡眠不足で発表しないといけないのか?」といつも思っていた。

けれど、そうした勝負事の頻度が上がれり、スパンが短くなるほど、万全を期すことは難しくなる。思い返せば、完璧なコンディションで勝負に臨めたことなどないことに気づく。そんなものは幻想にすぎないのだ。

だからこそ、常に100%の力を出せないことを前提に、勝つための準備をしなくてはならない。そのために日々、精進する。


ちなみに私はスポーツの話は知らない。

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