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介護事業の運営。その効率化、本当に正しい?

職員の数が足りず
個別ケア→集団ケアに戻す施設さんも
少なくないとお聞きします。

しかしながらそう言った施設さんは
この先恐らく益々の職員不足に陥るでしょう。

なぜって?

私たちは何故ゆえにこの仕事をしているのか。
私は何故ゆえにこの仕事をしているのか。

私たちにも誇りがある。

私たちは
「人の人生に介し、その人生を護る専門職」です。

そんな私たちの一番のモチベーションダウンは
「介し護ることが出来なくなること」です。

在宅サービスを縮小、撤退し
施設サービスの効率化を高める。

もちろんそれは職員さんの生活を守るため。

しかし、この現状は正しく
「介し護ることが出来なくなる」訳であり
専門職であればある程
その現状は明らかなモチベーションダウンに繋がります。

ふと気付くと
本気で「介し護る専門職」がその職場からいなくなり
介し護れない、その意味すら分からない方や
既に護る事を諦めた方達が
鳥の餌やりのような食事介助を
芋を洗うような入浴介助を
物を扱うような排泄介助を
相手の立場に立たず、立てず「ただこなす」様になります。

そこには「介し護る専門職」としての姿はありません。

そしてまた
心ある人たちがこの業界から減っていく訳です。

その連鎖を生むその職場に
質の高いサービス、質の高い人が集まる訳はありません。

どうか今一度
「介し護れる環境」の維持から
あくまでそのための撤退や縮小、効率化であるような
介護の誇りを守れる私たちで在りたいものです。

だからこそ「本質」と「見通し」を
自分たちの「目的」と「役割」について
しっかりと見つめ直して頂き
そこからの「紐解き」をお薦め致します。

自戒を込めて。


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