5月22日、23日 #WeNeedCulture #INeedCulture わたしにとっての

この1ヶ月ちょっと、毎日日記を書いていたけどきのうは書けなかった。今日朝起きて書いてみたけどうまく書けなくて早々に諦めた。今日は一日漫画を読んで、夜は少し料理をして、ときどき #WeNeedCulture の投稿をみて、そんな風にして過ごした。

きのうは配信が終わったあと、気がつけばスタジオにはSaveOurSpaceのメンバーだけが残っていて、みんなで最後までMOODMANさんのDJを聴きながらゆらゆらし、そのあと少し話して解散した。ビールを一本ご馳走になった(エビスだった、嬉しい)。きのうはそういえば朝のコーヒーと水以外なにも口にしていなくて、帰りはふらふらになった。爆音で音楽が流れるDOMMUNEは貸切のクラブみたいでとても贅沢な空間で、大きな音で音楽を体に浴びる悦びを噛みしめた。

きのうの配信、のべで11万人以上の方が見てくれたそうです。どうもありがとうございました。拙い司会だったけど、共演者の方々、チームのみんなのおかげで無事終えることができました。本当にありがとうございました。

わたしにとって文化ってなんだろうかということをきのう家を出て会場に向かうまでの間も放送中も、そして今日もずっと考えていたのだけど。

わたしは10代の頃も20代の頃もずっとつらくて苦しくて、何度も何度も死にたかったけど、そういうときにわたしに光を与えてくれたのは永積崇さんの歌だったし小山田壮平さんの歌だったし、渋谷のイメージフォーラムでみた佐野洋子さんのドキュメンタリーだったし、夢中で読んだ川上未映子さんのそらすこんだったし、「歌う」という行為そのものだったし「書く」という行為そのものだった。「あぁいま救われた」とはっきり思った瞬間は何度もあった。

文化ってなにか、

わたしにとってそれは「生きてていいんだよ」って言ってくれるもの、存在を認め、ゆるしてくれるものだ。いつも、いつも、いつも。揺るがない、絶対に消えない光。道標。

きのうは配信中みんなの言葉を聴きながら何度も涙が出た。

浅沼さんが多様性ということを言った、小泉さんがたったひとりのための表現もあっていいと言った、スガナミさんが「I Need Culture」でいいんだと言った。

誰にわかってもらえなくても、そこだけでは存在を受け入れてもらえる、自分だけの居場所。そういうものの存在がその内容や大きさに関わらず尊重される社会を、ということを強く思った。それはつまり文化芸術だけに限らず、みんながそれぞれに大切に思うものたちがちゃんと守られる世界、それがセクシュアリティーであれ、国籍であれ、宗教であれ、ファッションであれ、何であれ。そういう世界を希求せずにはいられない。だけど黙って待っていてある日突然そんな世界が差し出されるわけではないのだ、残念ながら。だからがんばらなくちゃ、と思う。

わたしは本来ひどいあがり症で人前に出ることは苦手だし(ライブだけはもう緊張しなくなった)、瞬発力に著しく欠けているのでとっさに言葉が出ないから司会というのはもしかしたら最も苦手とする類のことなのではないか、と帰ってから思った。でも、記者会見の司会も今回も、やることに対してまったく迷いはなかった。そこにおいて失敗したらどうしようという不安とか、自分を良く見せようというエゴみたいなものは一切ない。これは不思議だなと思うけれど。自分が心から大切に思うもののために、自分のこの肉体を使ってすこしでも何か出来ることがあるなら、ととても純粋に思っている。だから自分を使う機会をもらえていることをとてもありがたく思う。こんなとき、こんな形でさえ、わたしは文化に生かされている。

きのうは出演してくださった俳優の方々が140字に満たないあんなに短い文章を読み上げるだけで空気が一瞬にして変わることを体験して、その存在の強さを肌で感じさせてもらい、いち表現者としてもとても勉強させていただいた。わたしは小泉今日子さんの舞台を一度観に行ったことがあり、大きな劇場だったから表情は見えなかったけれど、その声の存在感に圧倒され、以来わたしの中でキョンキョンの声は特別なものだった。きのう小泉さんが読み上げてくれたツイートの中になんとわたしの友人のツイートも入っており(わたしは選定には一切関わっていなかった)、キョンキョンの声でさよこさんの言葉が読み上げられたとき、その美しさにまた涙が出たのだった。

(さよこさんの絵、大好き。)

渡辺えりさんも、小泉今日子さんも、土田英生さんもお人柄が本当に素晴らしく、わたしの拙い司会で心苦しい限りだったけれど、でもご一緒させていただいたことは大きな財産だなと思う。土田さんが帰り際、「音楽ちゃんと聴きます」と言ってくださった。

スガナミさんが配信の最後に #WeNeedCulture という名前はわたしの案だったということに触れたことについて、終わったあと「あれは絶対番組中に言おうと思ってたっすよー」と言いにきてくれた。前述の通りわたしはこの活動において自分自身が目立ちたいみたいな気持ちは嘘みたいにないし、スガナミさんの意図は聞かなかったけれど、その気持ちがとても嬉しいなと思った。

名前を考えようという話が出たとき、メモ帳にいくつかを書き出し、これを書いたときに「これだ」と思った。

We need culture. わたしたちには文化が必要だ。

とてもいい言葉だなと思う。

衣食住だけでは生きていけない。文化なしでは、生きられない。

ひとまずの2daysキャンペーン。SaveOurSpaceのチームのみんなをそれぞれに心から尊敬しているし(本当はひとりひとりに対する想いをここに書きたいくらい)、SAVE the CINEMA、演劇緊急支援プロジェクトのみなさんのことを心から尊敬します。ばばばばっと、元は顔も知らずに集まったチームだけど、もはや愛おしくすらある。本当にたくさんのことを学ばせてもらっている。

関わって下さったすべての方、メッセージを下さった方、支援して下さった方、配信をみて下さった方、本当にありがとうございました。

#WeNeedCulture のロゴが吹き出しでいろんな色があるのは、文化に対するそれぞれの想いをそれぞれが声に出して行動していこうという意味が込められているからです。それぞれの想いをもって、それぞれに行動していきましょう。引き続きどうぞよろしくお願いします。


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