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j-hope "Hope World" 〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.031

そう、溺れてみる事
そう、曝け出してみる事
そう、ぶつかってみる事
これが僕のスタイル
これが僕というもの

Hope World


名は体を表す
希望的な雰囲気
否定よりは肯定するタイプ
名に付く価値は太陽と同値
でも 値段は付いていない

純情派じゃない無遠慮な年頃が
好んで使う悪態とスラング
でも 僕の音楽ではやらない
僕を例えて言うならば
毎日のようにD-day作戦決行日
授かった環境に感謝する一生
生に対する期待が作った一生
僕自身を信じてはたらく20代

尊敬する
父さん、母さん
その血を真似て
受け取ったバトン

このモットーに従い走る
これが僕だけのよろこび
僕の世界に乾杯

Say hello to my Hope World
僕の世界なんだもの
僕だけのものがたり
走れ海底二万里
OK
Shout out to my Hope World
その登場人物になっていた
まわろう 世界一周
小説みたいな僕だけの感触

そう、溺れてみる事
そう、曝け出してみる事
そう、ぶつかってみる事
これが僕のスタイル
これが僕というもの
似たり寄ったりのみんな
一心同体
一緒にやってみよう
ここは潜水艦
みんなはアロナックス
僕はネモ船長 ついてきて!
さあ 満ち満ちて堂々とした
あたかも楽観主義者らしく
ただ楽しく みんな一緒に
僕らは水面上の白鳥になってみるんだよ
日ごと世界に自身を代入して
信心を抱き 宗教のように アーメン
意味を与えたい事が
僕の信条になったから
ただ 受け取ればいい
給料日みたいに

Say hello to my Hope World
僕の世界なんだもの
僕だけのものがたり
走れ海底二万里
OK
Shout out to my Hope World
その登場人物になっていた
まわろう 世界一周
小説みたいな僕だけの感触

ひたすら僕を信じて
走ってみるんだよ
大丈夫
この世界は深くて
僕らは行ってみるんだよ
徹夜して

Say hello to my Hope World
僕の世界なんだもの
僕だけのものがたり
走れ海底二万里
OK
Shout out to my Hope World
その登場人物になっていた
まわろう 世界一周
小説みたいな僕だけの感触

韓国語歌詞はこちら↓
https://music.bugs.co.kr/track/6170029

『Hope World』
作曲・作詞:DOCSKIM , j-hope


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この記事をアップした2月18日はBTSのj-hopeのお誕生日です。생일 축하해요~!

そこで今回は、2018年3月に発表された彼のミックステープ「Hope World」収録曲の中で、私の一番のお気に入りの曲「Hope World」を意訳してみました。

リリース直後のV LIVEでは、初のミックステープに対する思いを爆発させています。

制作に至るまでの経緯、作業中の様子、MV・アートワークに関するビハインドなど、知りたいことを全部語ってくれています。(楽曲 ”Hope World” についてのエピソードは23:55ごろから始まります)

この動画の中でホビは、初めてのミックステープの最初の1曲目であるこの曲を自分の名刺代わりだと言っています。初めて自分の曲に触れる人に、J-hopeはこういう人物なんだと紹介するような曲だ、と。

ビハインド動画の前半でホビが熱心に訴えていたのは、自分は本当に音楽が好きなんだ、ということでした。活動の始まりはダンスだったけれど、たくさんの仲間と先輩に出会って音楽をやりたいと心から思うようになった。ミックステープは早く出したかったし、出した方が良いと言われてもいた、とも語っています。

ホビの自分自身との向き合い方に私はとても共感と尊敬の念を持っています。ストイックで前向きで、努力家で勉強家。そして自分自身の役割を完全に理解している。彼が取る行動、言う言葉・歌詞、身に着けているものたちの全てに、明るい方へ、嬉しい方へと進むための矢印がついているみたい。

このミックステープ「Hope World」を初めて聴いた時、1曲目の "Hope World" を聴いた時、なんだこの楽しい曲!とものすごくワクワクしたのを覚えています。チームではラップ担当故に歌声が聴ける機会が少ない分、この "Hope World" での歌声は衝撃的で、その場で何度もリピート再生しました。

2013年発表の隠しトラック "길(Road)" のホビパートには以下のような下りがあります。

折れそうな時にはしなってしまおうという
持論
を活かして三年を走り
俺の胸の内にある星たちを明るくするよ
今俺を新しく照らしてみるよ
世界という白紙に防弾の道を刻んでみるよ
一層明かりが灯った俺の未来を歩いて行く
ー"길(Road)" j-hopeパートより

困難に対面した時には、敢えて自分の形を変えてみる。このしなやかさ、誰にでも備わっているものではないですよね…"Hope World" でもこの方針にそった持論が展開されています。

そう、溺れてみる事
そう、曝け出してみる事
そう、ぶつかってみる事
これが僕のスタイル
これが僕というもの

一旦状況に身を預けた上で前進する道を探る。決して悲観せず、現状を理解してあわよくば楽しんでしまおうという潔さ。彼の笑顔を見ていると、どこを見て歩いて行けば人生楽しめるのか、そのお手本を眺めているような気持ちになります。


どうかホビの新しい一年が、ますます希望に満ちた日々でありますように。



最後までお付き合いくださりありがとうございました。


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