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花様年華 Young Forever_16 05 02

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2016年5月2日にリリースされたBTS(防弾少年団)のスペシャル・アルバム「花様年華 Young Forever」に収録されている楽曲を和訳・考察した記事をまとめていきます。(… もっと読む
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BTS "INTRO : 화양연화(花様年華) The Most Beautiful Moment In Life" 日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.017

INTRO : 화양연화(花様年華) The Most Beautiful Moment In Life 今日に限ってリムが遠く見える コートの上に溜息がにじむ 現実を怖れる少年 ボールを投げる時だけは 却って心が安らぐ ひとりきりで投げるボール リムを見据えて俺が投げるのは 数多の悩みと人生の不安 世の中を知っているフリ でもまだ未完成の身体 シュート コートが俺の遊び場 手さばき通り足元で小さな球が弾む 成績は地を這う程だけど 俺は更に、むしろ世界中に 全部うまく

BTS "I NEED U" ただ訳もなく〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.043

I NEED U 散る 散る 散る 全て散るね 落ちる 落ちる 落ちる 全て落ちるね 君のせいで 俺は こんなにも駄目になる やめよう もう 君にその気は無いさ できる訳ない 何だってんだ どうか言い訳じみたことはよしてくれ こんな仕打ちはあり得ない 君の言葉は 全てが目隠し 真実を覆って俺を引き裂き、 俺を突き刺し、俺は狂うよ 全部嫌だ 一切合切連れて行け 俺は 君が ただ憎い それでも 君は俺の全てで 俺そのもので なくてはならなくて どうかちょっと消えてくれ あ

BTS "잡아줘(Hold Me Tight)" ぎゅっと抱きしめて 〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.077

잡아줘(Hold Me Tight) グラスを空けたら恋しさが満ちるね ただ降参してみるべきだったのに どうして僕は問い詰めてみたのか… 道端に捨てられたゴミ袋までも 風に吹かれて侘しい音を出すよ 白紙の僕に 君をちょっと 塗り重ねただけなのに 気づけばもう一枚の絵が描き上がる 君と僕は 携帯電話 落ちたら故障すると 君もわかってるでしょ? 君の匂いだけが僕を完全にする さあ 僕を抱きしめて ただ君ひとりだけが見えるよ 君以外は 全く目に入らない ほら 公正だね 公平だね

BTS "고엽(Autumn Leaves)" 諦められそうにないんだ ~日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.068

고엽(Autumn Leaves) 落ちて 煽られる あの落葉のように 力なく倒れて行くばかりだ 俺の愛が 君の心が 遠ざかるばかりだ 君を掴み取れない これ以上 二度とは もう 掴めない 俺は もう引き止められない あの心許なく見える落葉は 俺たちを見ているみたいで 一瞬でも手が触れたら 砕けるしかないようで ただ眺めてばかりでいるよ 秋風と共に いつの間にか冷たくなった 言葉と表情 関係は拗れて行くだけに見える 秋空のように虚しい関係 以前とは別の曖昧な違い 今日に限

BTS "Butterfly" 無償の愛〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.044

Butterfly 何も考えるな 君は何も言い出すな ただ、俺に微笑んでくれ いまだに 信じられない 全てのことが 夢のよう 消えてしまおうとするな これは真実なのか? 君は 美しすぎて恐ろしい 信じられない 信じられない 君が 君のことが ずっと傍にいてくれる? 俺に約束してくれる? 触れたら飛んでいくだろうか? 壊れるだろうか? 怖い 怖い 怖い 時間を止めようか? この瞬間が過ぎれば 無かったことになるだろうか? 君を失うだろうか? 怖い 怖い 怖い 蝶みた

BTS "RUN" 転んでも大丈夫〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.045

RUN 君は俺の 唯一無二の太陽 世界でただ ひとつだけの 君に向かって花開いたけど しきりに喉が渇いてしまうよ とっくに手遅れなのさ 君無しで生きてはいけない 枝木が干涸びるとしても 更に懸命に手を伸ばすよ 手を伸ばしてみると たちまち覚めてしまう 夢 狂ったように走っても また 元の場所に居るだけ ただ 俺を焚き付けてくれ そうやってもっと突き放してくれ これは愛に狂った阿呆の駆けっこ もっと 走らせて 俺を もっと 走らせて 両足が傷だらけでも 君の顔さえ見れば

BTS "Ma City" 俺の街においで ~日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.067

Ma City お前が何処で生きようと 俺が 何処で生きようと ひとしきり走ったね 俺は更にまた随分走ったね 俺は生きて、死ぬのだろう 俺の街で 何て言えばいいんだ? 死んでも言えない 億万の金を払って 他所に住めと俺に言うのか? 御免だね 一山 俺が死んだら骨を埋めたい場所 花の都、俺の街 家同然だった La Festa それと Western Dome 幼少時代 俺を育て上げた フゴク学院村 世界で最も調和の取れた場所 自然と都市、ビルと花 俺は漢江よりも湖水公園が

BTS "뱁쌔(Silver Spoon)" 努力、努力と言うのはやめろ ~日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.066

뱁새(Silver Spoon) 奴らは俺を'ペップセ'と呼ぶ 苦労したよね この世代は 早く奴らを追いかけろ 'ファンセ'のせいで 俺の太腿は限界だ そう、奴らは俺を'ペップセ'と呼ぶ 苦労したよね この世代は 早く奴らを追いかけろ 金の匙で生まれた俺の先生 バイトに行けば'情熱ペイ' 学校に行けば先生、上司らは乱暴 論壇ではひっきりなしに'何放世代' ルールを変えろ 変えろ 変えろ 'ファンセ'どもは望む 現状維持を そうはいくものか BANG BANG これは正

BTS "쩔어(DOPE)" 放棄を重ねる者たちへ ~日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.065

쩔어(DOPE) いらっしゃい バンタンは初めてだよね? 紳士淑女の皆々様 準備ができたら歌うよ yeah! 他の奴らとは違って俺のスタイルで 俺の、俺のスタイルで yeah oh! 夜通し働いたのさ 来る日も来る日も お前がクラブで遊ぶ間 yeah さあ ビビらず聞けよ 毎日 感じてる 俺は 超ヤバい! ヤバい ヤバい ヤバい! 俺たちの練習室 汗の匂い 見ろ バッキバキの俺のダンスが答えるよ 皆 へなちょこ、ヘタレ、 ブーたれに、まぬけども 俺とは関係ない 何故な

BTS "불타오르네(Burning Up/FIRE)" お前の好きなように生きろ ~日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.064

불타오르네(Burning Up/FIRE) ――燃え上がんなぁ 部屋で目が覚める時 俺には何も残らない 陽が沈むのを待って 俺はよろめき歩くよ 満身創痍でふらふら やたらと道で悪態を吐く 俺は終わった 狂人みたいだ 見渡す限り酷い泥濘 **のような生き様 お前の好きなように生きろよ どうせお前のものなんだから まあ 努力するのはやめとけ 負けてしまおうが構わないさ La la la la la... 手を挙げ、叫べ 燃え上がれ 皆すっかり燃やしてしまえ Bow wo

BTS "Save ME"から"Inner Child"へ繋がるLove Myself【前編】〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.004

Save ME 自由に息がしたい 僕は夜が嫌いだ もう目覚めたい 夢の中は嫌いだ 僕の中に閉じ込められて死んでいる僕 ひとりになりたくない ただ、君のものになりたい 君が居ない此処はなぜこんなにも暗い 壊れた僕をどうか救ってくれ 危うい自分をどうしてやればいいのか 僕自身 わからないんだ 僕の鼓動に耳を傾けてみてよ ありのままで君を呼んでいるじゃないか この暗闇の中で 君はこんなにも輝いているから その手を差し出してくれ 僕を救ってくれよ 君の愛が必要なんだ 取り返し

BTS "EPILOGUE : Young Forever" Wembley Stadium公演に寄せて〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.009

EPILOGUE : Young Forever 幕が降りて 息が詰まる 複雑になった心でそれを吐き出すんだ 今日は何も失敗しなかったっけ? 客席の様子はどうだったかな? それでも幸せだよ僕は こんな僕になれて 誰かを熱狂させる事ができて まだ失せない余韻を懐に抱いて 未だ熱気が残るがらんとしたステージに立った時 熱気が残るがらんとしたステージに立った時 要らぬ虚しさに僕は恐れをなす 複雑な感情の中で 人生の死線の上で 余計に僕は もっと余裕がある振りをする 初めてで

BTS "Converse High" Converse Lowを履かないで欲しいのは何故なのか ~日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.127

Converse High 君のコンバース ハイ 君のコンバース ハイ 君のコンバース ハイ コンバース ハイ 君のコンバース ハイにハマったみたい どうしようもないらしい俺は wo 君のコンバース ハイにハマったみたい とっても好き 全てが無性に wo 俺に一日だけ時間があるなら 俺は コンバース ハイの生みの親に会おう そしてこう言うだろうね あなたがこの世界を救ったのだ あなたはあの女性たちを 生まれ変わらせたんだよ、と 君が持ってるシャネルも アレキサンダー・マ

BTS "이사(Moving On)" サヨナラ、青い家 〜日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.125

이사(Moving On) なぁ、SUGA 3年前 ここに初めて来た時を憶えてる? 何故だかヒョンと俺と 正に殴り合った時 壁紙もトイレもベランダも 全部が青い家 あの時俺はここがとても広い家と思ったよ でも 俺の野望がデカくなりすぎた そうして 広く見えてた新しい家も 今ではとても狭くなった 17坪に9人の練習生が 鼻を垂らす時代 一昨日の事のようだけど そう 俺たちもかなり うんと大きくなった 良い役はいつも皆他人のものだったし 不透明な未来への心配で常に喉を枯らし 年