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ジョジョと推しと神社の話

あけましておめでとうございます。

あまりここでは明かしませんが、私は東北のどっかの神社の神職という裏の顔?を持ちます

そして年がバレるのであんまり言いたくありませんが
辰年生まれの年女です!
(あぁ24歳なのがバレてしまった)

神社の業界でも機関誌みたいなのがありまして、新年は年男、年女の新職になにか新年に相応しい文章を書いて掲載してもらう、というものがあります。

で、去年の11月に私も書いたんですが

私はすごくよく書けたし我ながら面白いと思ったんですが、保守的な家族にダメ出しされまして笑
悔しいので自分のnoteに書かせていただきます。


↓それではどうぞ↓



 明けましておめでとうございます。
 ちょうど昨年の今頃『ジョジョの奇妙な冒険(以下ジョジョ)』という作品のファンになりました。作者の荒木飛呂彦先生は宮城県のご出身で、第四部と第七部に登場する架空の都市「杜王町」は私の住む仙台市がモデルと言われています。そんな仙台にてタイミングよく「ジョジョアニメ10周年記念展」が開催され、夫と子供達と出かけるという素晴らしい機会に恵まれました。
 それぞれの展示はジョジョの世界観を見事に表現するようなワクワクするものばかりで、私たちは展覧会を大いに楽しみました。展覧会にはつきものですが、キャラクターグッズを売っているお店もあり、私も帰りに売り場に足を運び商品を見てみました。そして値段の高さに驚いてしまいました。小さなステッカー1枚が500円もするのです。他の商品も失礼ながら「ちょっと高いな」と棚に戻してしまうものばかりでした。
 しかし、レジにはたくさんの人が商品を手に取って並び、大繁盛しているようでした。そこで私は気づいたのです。
「これは参拝後にお守りを求める人々の姿ではないかッ!」
と。
 ジョジョに限らず推しはもはや神様です。自らの勇気を奮い立たせるお守りなのだとしたら1枚500円のステッカーも決して高くはありません。推しのグッズは授与品であり、推しに課金とはすなわち奉納です。
「神様と二次元キャラクターを一緒にするな」
と思われるかもしれませんが、実際に神社や万物に御坐す神様だけでなく、生きている人間、二次元のキャラクターですら「推し」という神様になり得る時代であるということです。
 こんな時代に偶然にも神職として神社でご奉仕させていただく機会を賜った私たちはどのように振る舞うべきなのでしょうか。神社に限らない無数の「神様」がいる現代では待っているだけでは参拝者は増えるどころか減ってしまうし、人口が減りゆく地方では尚更です。
 せっかく縁あって夫と結婚し権禰宜の命を受けたのですから、私は婚姻生活が続く限り地域の方に
「我が○○神社は世界一ィィィ!」
と推してもらえるように、微力ながら考えて協力していきたいです。
スゲーッ爽やかな気分の正月元旦に。

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