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お風呂コワイ

今朝、家具を解体したり、荷物を箱詰めしていたら、朝の7時になっていた。

久しぶりの完徹で、瞬きするたびに、瞼から火花が出ているんじゃないかと思うほどバチバチした。完徹ってこんなに辛かったんだっけ。

流石に少し寝ようと思い、お昼に起きて、窓を開けたら、春を通り越してカラッとした初夏の匂いがした。

半袖のTシャツに、春物のアウターを羽織って外に出たら暑くて、アウターを脱ぎ捨てて出かけた。

何だかすれ違う人たちみんな幸せそうに見えたし、私自身も暖かな日差しを浴びて、身体が悦んでいるような気がした。

こういう日は銭湯に限るなと思ったので、夜、近所の銭湯に行ってきた。

大きな浴槽に浸かりながら、お風呂好きでもないのに、温泉とか銭湯とか行きすぎだなぁとふと思った。
月1、2回は遠出して温泉に行くし、週に1回は銭湯に行くからだ。

私は家のお風呂が苦手だ。
大の大人が何を言っているんだと思われるだろうが、お風呂が怖い。

家のお風呂って基本一人で入るものだし、背後を警戒しないといけないしすごく怖い。
子供の頃、怖がりのくせに、怪談小説ばかり読んでいたからだと思う。
母は、漫画は買ってくれなかったが、怪談小説やミステリー小説は新刊が出るたびに買い与えてくれたので、好んで読んでいた。
怪談レストランのシリーズは全巻持っていて、何回も読み返した。
何で好きだったのかわからないが、今でもたまに怪談を聞いてしまう。
なぜだろう。

怪談好きの弊害は、もしかしたら…の選択肢が増えることだ。
お風呂に入っていて、もしかしたら背後に誰かいるかもしれないし、もしかしたらシャンプーが目に入った時に誰かに首を締め上げられるかもしれないし、排水溝から誰か覗いているかもしれないし、天井裏に誰か潜んでいるかもしれないし、もしかしたら、もしかするかもしれないのだ。

なので、家で風呂に入る時は、カラスの行水スタイルを貫いている。10分はかからない。

でも大きいお風呂は、いつも誰かしらがいるし、誰もいなくても解放的で怖いという感情が起こらないので、いつも1時間程度滞在してしまう。

お風呂ルーティンは特に無いし、サウナで整うというのもよくわからないのだけど、大きいお風呂っていいよなぁと思う。
あ、でも入浴後のドリンクは、紙パックのマミーがいい。
最近、置いてないところが多くて悲しい。マミー美味しいのに。


次に住む所の近くに、銭湯があるのかまだ確認していないけど、居心地のいい所だったらいいなと思う。あわよくば、マミーも売っていたらいいな…