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今期ゼミと総合演習を通じた学び

はじめに

お久しぶりです。
法政大学坂本ゼミの3年生です。

前回は期末課題として授業を振り返りつつ、タイ研修へ向けた考えを中心に記事を投稿しました。

今期もまた期末課題としてノートにレポートを投稿することになりました。

今回の記事では、今期のゼミと総合演習の2つの授業の振り返りを行った上で、感じたことや学んだことを率直に述べたいと思います。

前回書いたタイ研修については、夏季休暇中に実際に行ってきました。様々な学びや経験があり、その様子もお伝えしたいところではありますが、
今回は夏季休暇後の後期の授業の振り返りがテーマなので、今回は省略させていただきます。

構成は以下の通りです。

後期ではゼミと総合演習を受講しました。
ゼミでは主に外に出て活動することが多く、総合演習ではゼミ活動のための撮影・編集・インタビューの技法を学びました。

これからそれぞれの授業内容とそこから学んだことを書きたいと思います。

ゼミの概要と学び

今期のゼミでは、主に下記の3つの取り組みがありました。

  1. 夜間中学のドキュメンタリー作成

  2. 福島研修(被災地訪問)

  3. ティーチイン(メディアについて考える)

どの取り組みにも関わりはあったのですが、私が班として所属し、取り組んでいたのは1の夜間中学のドキュメンタリー作成です。

坂本ゼミでは毎年夜間中学を訪れ、映像制作を行っていました。そのご縁があり、今年度も夜間中学にお邪魔して映像制作をすることになりました。

そもそも夜間中学とは、様々な背景から学齢期に学校に通うことの出来なかった人々が学ぶための場所です。夜間中学には公立と自主があります。

今回お邪魔したのは墨田区にある"えんぴつの会"という自主夜間中学でした。

自主夜間中学は、民間の協力を得て運営されており、週2回程度昼間に授業が行われています。参加費は無料で、学習者が学びたい内容の授業を行います。

えんぴつの会に訪れる前には、えんぴつの会の職員の方を大学にお呼びして、夜間中学の現状や課題について説明していただきました。

そのお話を通じて、夜間中学を求めるニーズが想像よりも非常に多いこと、人々(特に若者)の夜間中学に対する認知度の低さが印象に残りました。

そのため、私たち含め学生が夜間中学を知るための映像を作ろうということが目的となりました。

12月には実際にえんぴつの会を訪れました。
はじめは撮影をせず、自主夜間中学がどのような場所なのかを雰囲気や学習者を実際に見て感じ取りました。また、インタビューでお話を伺う方を決定しました。

2回目の訪問では撮影を始めました。

えんぴつの会の雰囲気を伝えるために、授業風景や教室の様子を撮影しました。

また、一日目に決定した何人かの学習者に対してインタビューも行いました。
インタビューでは、参加のきっかけや現在の学習内容、今後の目標などを伺い、どのような人が参加しているのかを伝えるための素材を撮影しました。

撮影の様子(プライバシーの関係で私が映っている部分だけ切り取っています)


撮影を終え編集したのち、約12分の映像として完成し、ゼミ最終日に行われた発表会で映像を流すことが出来ました。発表後にはフィードバックもいただき、良かった点や改善点の発見につながりました。

この取り組みを通じて感じ、学んだことは、教育の場というのは年齢に関係なく、すべての人に与えられるべきだということです。

学び直しの対象となる人の数値を表したデータや、今回インタビューをした方の話からも、学齢期に学ぶことが出来なかった人のニーズが多いことを痛感しました。

純粋に学びたいというニーズに応えるだけではなく、そのような人々の今後のキャリア形成を支援するためにも学び直しのできる場が必要であると考えました。

総合演習の概要と学び

総合演習では冒頭にも書いた通り、ゼミの活動に向けた撮影やインタビューの方法について学びました。

まず撮影の仕方から学びました。
具体的にはカメラの使い方から、シーン別でどのように映すと視聴者に対して効果的であるのかを理解しました。

インタビューについて、相手になるべくカメラを意識させないよう、相手の目を見て話すこと、日常会話から話を始めることを学びました。

その実践を行うことが出来たのが福島訪問と夜間中学のドキュメンタリー作成の時です。

どちらの撮影時にも、人が話す場面ではバストショットやクロースアップで表情や感情がより分かりやすく映るように意識しました。

またその場の雰囲気や人々の考えを伝えるために雑観映像を撮ったり、インタビューをしました。

インタビューでは、日常会話からインタビューの話に自然に移すこと、相手の考えをより引き出すことに苦労しました。
日常会話を意識しすぎると本題に入れなかったり、本題の話を意識すると形式的になってしまったりとバランスが難しく感じました。

次の撮影がいつになるかはわかりませんが、日常会話の中からキーワードを見つけて、本題の話と結びつけてインタビューをできるように意識したいと思いました。

まとめ

本記事では今期ゼミと総合演習の振り返りをしました。

総合演習では撮影やインタビュー、編集の方法について学び、ゼミでは主に実践を通した経験を積むことができました。

授業外の活動は大変だと感じることもありましたが、まだまだ初心者レベルなので、4年生ではゼミの活動や卒業制作を通してより成長できるよう勉強していきたいと思います。

それではご覧頂きありがとうございました!

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