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梅があるから梅ヶ丘、じゃなかった。「名は体を表す」の現実

このところ暖かい日が続きますね。春の陽気だった先週末の朝、東京・梅ヶ丘にある羽根木公園の梅まつりに行きました。

初日ということで、公園内に設けられた小さなステージでは式典が行われていました。その挨拶を聞いていて、私は初めて知るのです。梅があるから梅ヶ丘じゃないんだ、ということを。

調べるとこの辺りに少し梅林があったから「梅ヶ丘」となった説があるようですが、梅林と言ってもごく小さなもの。
梅ヶ丘なのに梅がないのは寂しいという声から、1967年に55本の梅を植樹したのが始まりだったそうです。その後も植樹は続き、今や650本を超えて東京23区内一の規模を誇る梅林となったとのことでした。

この話を聞いて、ネーミングって面白いなと改めて思いました。
先週はたまたま、ネーミングに関する記事が2本出ています。一つは有料会員向け連載「入山章栄の経営理論でイシューを語ろう」。もう一つは新築されるアリーナのネーミングライツ(命名権)に関わる記事です。

前者は「米子鬼太郎空港」「鳥取砂丘コナン空港」などのユニークな空港名がなぜつけられたのかを経営学者の入山先生が解説します。後者はイギリスの証券会社が、日本の地方自治体が運営するアリーナのネーミングライツを高額で購入したニュースについて書いています。

名は体を表すと言いますが、当初はそんなつもりがなくても、名前の方に寄せていこうとする力が働いたのが梅ヶ丘の例。鬼太郎空港にもコナン空港にも行ったことがありますが、キャラクターをメインにしたスタンプラリーがあったりして、なんとなく空港全体がポップな印象だったんですよね。

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