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未経験者でもできる?法律事務職員に向いている人の特徴5選

テレビドラマや映画などで、法律事務所が舞台となっているストーリーを目にしたことはありませんか?
「なんか格好いいな!」「私も法律事務所で働いてみたい!」と憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。
それと同時に「法学部出身ではないし……」「事務の経験すらないから無理かも……」と自信をなくしている人もいるかもしれません。

しかし、そこで諦めてしまうのはもったいない!
なぜなら、私も異業種から法律事務の世界に飛び込んだ一人だからです。
そんな私でも、今年で法律事務所勤務8年目を迎えます。

そこで今回は、未経験から法律事務職員になった私が考える、法律事務の仕事に向いている人の特徴をご紹介します。


法律事務職員ってどんな仕事をするの?

法律事務とは、ずばり「弁護士の業務をサポートする仕事」です。
サポートと一口に言っても、業務内容はさまざま。
例えば、裁判所に提出する書面の準備や戸籍などの必要書類の取得、電話・来客対応、弁護士のスケジュール管理、裁判所や金融機関への外回りといったものが挙げられます。

法律事務職員になるには何か資格が必要なの?

事務所の方針によっても違いますが、基本的には法律事務職員になるために必須な資格はありません。
業務に必要な知識は、仕事をしながら学べます。
また、研修の場を設けている事務所もあるので、積極的に参加するとよいでしょう。

法律事務職員に向いている人5選

この仕事をおすすめしたい人の特徴を紹介していきます。

①時間の使い方が上手な人

法律事務の業務内容は多岐に渡るため、常に同時進行で複数の仕事をこなしていく必要があります。
書類作成のような業務に加え、外回りや電話・来客対応を勤務時間内で行います。
一日中PCに向かっているということはほぼないので、効率よく事務処理を進めていかないと一向に仕事は終わりません。

限られた時間を有効に使えるよう、工夫して仕事に取り組めるとよいでしょう。

②些細なことにも手を抜かない人

法律事務の業務では、日々、膨大な書類を扱います。
それらを弁護士が見やすいように分類し、間違いのないようにファイリングすることも仕事の一つです。
このような細かい作業をコツコツと正確に行うことが求められます。

また、弁護士といえども人間なので、作成した書類にミスがある場合もあります。
そのようなときこそ事務職員の出番です。
提出前は丁寧に書類をチェックするなど、当たり前を当たり前にできることが大切です。

③柔軟にものごとを処理できる人

書類の提出期限がいきなり変更になり、弁護士から突然「今日中に処理をお願いします」と指示されることは日常茶飯事です。
そのため、イレギュラーなことが起きても、慌てず冷静に対応できることが望ましいです。

なかなか難しいことではありますが、状況に応じて仕事のやり方を変えられるとよいですね。

④学ぶ姿勢を持ち続けられる人

事務所に入所すると、法律の専門用語が飛び交う環境に身を置くこととなります。
普段は聞き慣れない用語ばかりなので、入所した当初は私も苦労しました。
そのため、わからないことがあれば、その都度、人に聞いたり自分で調べたりして知識を広げていこうという姿勢がとても大切です。

新しいことを覚えるのには苦労も伴いますが、そういった点も楽しめると一層業務に打ち込めるでしょう。

⑤人の気持ちを汲み取れる人

事務所に訪れるクライアントの多くは、何らかのトラブルに巻き込まれたり人生において大きな決断を迫られていたりする人ばかりです。
長い間一人で悩み、やっとの思いで弁護士の力を借りる決意をした人もいます。

不安な気持ちのなか来所したクライアントを優しい笑顔で迎えましょう。
人の気持ちに寄り添った行動ができるとよいですね。

また弁護士に対しても同様のことがいえます。
弁護士は、裁判や法律相談など、日々多忙を極めています。
そのため、弁護士が求めていることは何かを事前に察知し、先回りした行動ができると、弁護士からの信頼にも繋がっていきます。

まとめ

「法律事務」というと、一見難しそうに思われるかもしれませんが、未経験者であっても挑戦しやすい職業だということがお分かりいただけたかと思います。

法律事務職員は、日々、弁護士と二人三脚でクライアントのために力を尽くしています。
表に出て活躍することはないので、テレビドラマとは違って「地味だな……」という印象を持った人もいるかもしれません。
しかし、事件が無事に終了したときに、クライアントから感謝の言葉と笑顔をもらうと、問題解決のために頑張ってきて良かったなとやりがいを感じます。

「誰かをサポートしたい!」「困っている人の力になりたい!」そんな思いを持っている人なら大丈夫!
あなたの長所を活かし、憧れを仕事にしてみませんか?
法律事務所で働くということが、あなたの選択肢の一つになれば嬉しいです。


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