僕はエシディシだった。(一部ネタバレ注意)

自分はエシディシだった。

唐突にこのようなことを発言すると妙に思われるかもしれないが、そう気づいた時はとても納得がいった。

言い忘れていたが、ここでのエシディシとは漫画「ジョジョの奇妙な冒険・第二部・戦闘潮流」(作/荒木飛呂彦)においてのエシディシである。

彼について簡単に説明すると、立場は主人公に立ちはだかる敵集団の幹部ということになるのだが、特筆すべきはここではなく性格面である。

彼は精神的に追い詰められた際に、他の創作物の敵キャラにはあまりあり得ないような方法で精神を安定させた。

その方法というのが、「大声で泣き出す」ことだった。

それも主人公との戦いの真っ最中である。

そして泣き切ったあとは今までと打って変わって冷静さを取り戻し、戦いを再スタートさせたのだった。

といったような、かなりオンオフの激しい変わった性格をしている彼だが、ここの「オンオフが激しい」と言った一点において、僕は共通点を見出した。

というのも僕自身、気分の上がっている時と落ち込んでいる時の差がわりと激しく、落ち込んでしまうと何日も、長ければ一週間ほど長引いてしまうのだ。

しかし、気持ちの切り替えが唐突という点も含むため、最長一週間を乗り越えると次の日にはけろっとして朝を迎えるのである。

以前はこの性格について結構悩んだものだが、知人のとある発言で考え方が変わった。

その言葉が、これ。

「つまりは、『気持ちの切り替えが早い』ってことじゃないの?」。

なるほどなぁ。

そういう考え方もできるのか。

僕は元来、考え方が少々暗くなってしまう欠点があって、中々自分で明るい考え方をすることができなかった。

そんな中、このポジティブな考えは僕に心の余裕を与えてくれた。

何より、自分で自分を否定していたり嫌ってしまっては元も子もない。

だからまずは、少しずつでもいいからポジティブ発言を積極的に行っていこうと思う。

そうしているうちにいつしか、自分の中の「エシディシ」ともうまく付き合っていけるんじゃないだろうか?


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