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自由

道行く人の心の痛みが見えるから外に出かけられない

明るく振る舞う人の淋しさが見えるからそばに寄りたくない

仲良くつるもうとする人の支配欲が見えるから黙って去っていきたい

嘆きのメールをくれる人はこちらの嘆きにはなぜか無頓着だから縁を切りたい

自分の心の痛みに耳をすませば
風が吹く
雨が降る
光と闇が交互に点滅する

人が皆 幸せでいない
そういう世界に絶望したままではいけない
いけないけど無力だ

生命はコピーのコピーのコピーのコピーの‥永遠のコピーを繰り返す機械
そんな乗り物に乗っている罰当たりな私は、みんなを置いてきぼりにして1人で降りたい

人という牢獄から自由になりたい

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