イスラエル日記Day58「甘くて少し切ない」

1.8.2023

8月になりましたね。
エルサレムは毎日30℃前後の日々です。

1週間ちょっと前の暑さが和らいで
もちろんまだまだ暑いけれど夕方になるとまたテラスで過ごせるくらいまでになりました。

最近のわたしの困りごとは
髪の毛が伸びてきて鬱陶しいのと
手の爪が巻き爪予備軍なのではないかという懸念と
顔のほうれい線と
1週間後に控えた一人旅のプランが定まらないこと

イスラエルにいたところで
大したものはなにもなく。

イスラエルだからこその困りごとって言ったらなんだろうか

スイーツが甘すぎるってことくらいかな。

ほんとうのほんとうに、めっためたのべったべたに甘い。
たまにこれならいけるなっていうのがあるけど
それさえも本当は甘すぎる―っていいたいくらい。

みんなどんな味覚してるんだろうか。
これが国の違いなのだろうか。

あたたかい紅茶で、甘ったるさを薄めて流し込む。
薄めたところで体内に入る砂糖の量は変わらない。

明日か明後日かお父さんの通っていたヘブライ大学に行ってみようかと思っている。
父は、考古学を学んでいた。高校を卒業してから1年間、ヘブライ語の勉強と受験勉強をして、異国の地イスラエルで晴れて学生生活を送ることになった彼は、よくわからないけど母と学生結婚をした。23歳の時に、わたしが生まれ、いろいろあって大学を中退して日本に帰ってくることになる。

ヒエログリフという古代文字のスタンプがついている本を父からもらったことがある。父は読めたのだろうか。読めたのだろうな。
おぼろげながら、これはどういう意味?みたいなやりとりをしたような記憶もある。
お父さん、あなたはここで暮らして、勉強して、遊んで、一生懸命生きていたんですね。30年後わたしはいまここにいます。

おお、行ってこい。とか
いいな、お前。とか
俺もいきたいよ。とか
いってなにするんだよお前。とか
楽しんでこいよ。とか
言われそう。

日本に帰ったら、
なんらかの形でイスラエルに行ってきたということを
家族や友だち、知り合いの人たちに報告出来たらと思っている。

イスラエルで撮った写真とそこで感じたことを言葉にして冊子にまとめたい。
そこには父のことや母のことも書きたい。
イスラエルにいる間に書き留める。消えてなくならないうちに。

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