見出し画像

Fintech企業におけるBusinessサイドの動き方 with プロダクトマネージャー・エンジニア

この記事は Kyash Advent Calendar 2020 6日目の記事です。

KyashでPartnershipチームを統括しているnozomuです。一般的には事業開発(BizDev)やアライアンス等と呼ばれている役割ですが、他社と提携するための交渉や契約準備、その後のシステム接続のプロジェクト推進・管理などを担っています。

Kyashでは僕のようなBusinessサイドのメンバーとプロダクトマネージャー(以下、PdM)、エンジニアが同じプロジェクトで動くことも多いので、今回は役割分担やBusinessサイドとしての心がけを紹介したいと思います。Fintech企業のBusinessサイドって面白そう、または一緒に働くと面白そう、って感じていただけると嬉しいです!

BusinessサイドとPdM、エンジニア

KyashではプロジェクトのオーナーはPdMが務めることが多く、「何をやるのか」=Whatの部分や、「なぜこのプロジェクトをやるのか?」=Whyの部分は、、PdMがエンジニアなどプロジェクト関係者に伝えています。一方「どうやって実現をするのか?」のHowに相当する部分は、特に他社との提携が関連する話だとBusinessサイドがプロジェクト関係者に伝えます。ここでいう「伝える」は、口頭で話すだけでなく、社内ドキュメントとして残すことも含んでいます。これは途中からプロジェクトに参画するメンバーが増えた時も、ドキュメントを読んでWhat/Why/Howを把握できるようにするためです。

プロジェクトが始まってからの話をすると、もちろん経済条件・契約条件の話もするのですが、それ以外にも提携企業側のシステムの仕様を把握したり、実際にその仕様を社内でエンジニアに共有するのはBusinessサイドが担当することが多いです。その流れで、先方のシステム担当者と会話もする機会もあります。そのため、提携先の仕様等に関して社内で話す時は、PdMを介さずにBusinessサイドとサーバーサイドエンジニアでやりとりをすることがほとんどです。一方で、例えばアプリにどのように表示させるか、デザインをどうするか等、アプリ側との連携はPdMが担当しています。図にすると以下のようなイメージです。
※簡略した図であり、実際にはプロジェクトマネージャーやカスタマーサポートなど他にも多くのプロジェクト関係者がいます。

画像1

ちなみに、Businessサイドもエンジニアと同様のレベルでシステム面を把握する必要があるのかというと必ずしもそうではなくて、まず圧倒的にエンジニアの方が仕様の細かい部分は理解しています。とはいえBusinessサイドは、難しい用語はわからなくても、どこのシステムがどう動いてこの仕組みが実現するのか、といったざっくりとしたイメージは持てる状態でいるようにしています。不明な言葉があった場合、質問をすれば社内のエンジニアが教えてくれるので、知ったかぶりはせずに不明点は遠慮なく聞くことが大切かもしれません。個人的にも、エンジニアから色々と教えてもらったので入社当初よりだいぶ知識がついてきた実感があります。

Businessサイドとしての心がけ

極論になるかもしれないですが、どんなに良いスキームで他社との提携が合意できても、それをプロダクトに落とし込んで多くのお客さまに喜んでもらえないと意味がないと思っています。その点、個人的にはPdMや特にエンジニアに対して、1日でも早くお客さまのもとに届けられるよう、いかにプロダクトや開発に集中してもらえるかを常に考えています。前述の話にも繋がりますが、開発を進める中で先方の仕様に関して疑問が生じた場合、質問を投げたりその回答をもらう役回りはなるべくBusinessサイドが担当するようにしています。これはメールを書く時間や、口頭での説明が必要となった場合の開発時間のロスを防ぐためです。

一方で、Businessサイドで完全に理解できていない事象に関しては、エンジニアから直接質問をしてもらうこともあります。開発時間のロスには繋がるかもしれないですが、Businessサイドが中途半端な質問をして誤った回答をもらってきて、それをベースに開発を進めたところうまくいかずにやり直しとなり、結果とても時間がかかってしまった、という状態を避けるためです。このあたりは判断が難しい部分もあるのですが、前述の「知ったかぶりをしない」という話と同様で、自信がない部分は素直に伝えるようにしています。

一緒に働く醍醐味

Businessサイドとして良い条件で契約できたのであとはよろしく!といった分担ではなく、どうやったらより早く、良い形でお客さまに価値を届けられるのかという点をPdMやエンジニアと一緒に考えて、かつそれがプロダクトに反映するところまで見届けられるのが、スタートアップで働く醍醐味だと思います。良いフィードバックは一緒に喜んで、悪いフィードバックは素直に受け止めて一緒に改善策を考える、そういったチームワークも体感できます。自身の意見や考えがプロダクトに反映されやすい分、責任も伴うのですが、そこも含めてやりがいを感じています。

画像2

Kyashに興味を持っていただいた方は、ぜひ採用ページをご確認ください!採用関係なく、もしBusinessサイドとして業界のあれこれを話したいという方もいらっしゃればDMMessengerでぜひご連絡を。

Kyash Advent Calendar 2020の他の記事もぜひ読んでみてください!明日はTakezawaによる「競技プログラミングをGoでやろう」です!

nozomu

Kyash id: nozomu1122

読んでいただきありがとうございます!ぜひシェアやフォローをお願いします!サポートも嬉しいです。