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ICL手術を受けました

小学校高学年から視力が下がり始め、中学・高校は部活のために基本的にはコンタクト生活、大学・社会人はメガネとともに生きてきた僕ですが、このたびICLの手術を受けたのでその体験記です!

ICLって?

「永久コンタクトレンズ」と呼ばれるような、目の中にレンズを挿入する手術です。詳細はクリニックのページを参照ください。

手術の検討にあたって考えたこと

上のリンクを開くとわかるのですが、自由診療ということもあり比較的高額な手術です(医療費控除の対象にはなります)。にもかかわらずなぜ手術を受けたのか?については、以下のように考えた結果です。

  • 高いし、何より目なので万一があったら怖い

  • とはいえメガネの新調や1Dayのコンタクトレンズの購入など、なんだかんだで定期的な支出が発生している

  • メガネがないとほぼ何も見えないので、災害の時などに困りそうという心配が付き纏っている

  • 最近はマスクとメガネで耳が痛い

  • 子どもが生まれて、急に遊びたいってなったときについていけない気がする。自分だけならまだしも、子どもには制限をかけたくない

  • 手術後の保護メガネ着用などの各種制限もリモートワーク環境下なら乗り切りやすそう

  • 周りに何人かICL経験者がいておおむね好評。同僚の体験談がとても参考になった

メリット・デメリットを天秤にかけて、リスクはゼロにならないですが最終的には自己責任で手術を決断しました。

無料検査

人によってはそもそも手術を受けるのはNGというパターンもあるようなので、無料検査を予約して様々なチェックをしてもらいました。視力が悪い人ではお馴染みの気球を見る視力検査や、眩しい光を見つめてみたり、暗い部屋で赤い光を見たり、全部で8種類くらいの検査を受けた気がします。検査の結果、問題なく手術可能ということで、その場で注意事項などの説明も受けたうえでレンズの予約をお願いしました。乱視が強いとレンズの手配が数ヶ月になることもあるとのことだったのですが、自分の場合は軽度の乱視で、普通のレンズによる矯正でカバーできそうな程度と言われたので、乱視用ではない通常のレンズを予約しました。手術の3日前から利用する必要のある目薬をもらって帰宅です。

なお検査の時に瞳孔を広げる目薬を数回した影響で、クリニックを出ると世界が眩しすぎて、慣れるまでかなりの時間がかかりました・・・タクシーに乗るなど、負担のかからない移動手段を準備しておくのがおすすめです。

手術日の確定

検査から1週間程度でレンズの確保ができた旨の連絡があったので、手術日を決定しました。もう少し早く設定することもできましたが、他の予定との兼ね合いもあり、無料検査日から約1ヶ月後が手術日となりました。また手術翌日にも検査のためクリニックに行く必要があり、術後安静にするべくクリニックに近い都内のホテルを予約しました。今振り返っても、これは良い判断だったと思います。

手術当日

ちゃんと3日前から目薬はしましたか?という確認や、直前の検査を終えて、いざ手術室へ・・・個人的に手術をするというのは初めての経験で、かつ部分麻酔(目だけ)なので手術中もしっかり意識があり、なかなか貴重な体験になりました。麻酔があるので痛さはほとんど感じないのですが、目を押されたりして若干不快な感覚はありつつ、両目で15分以内に終わった気がします。手術が終わったあとは30分〜1時間程度イスに座って安静に・・・既にこの時点でだんだん視界が晴れてきて、明らかに視力がアップしていることを実感します。その後当日以降の過ごし方や目薬の説明を受けて終了です。

手術後

無料検査の時よりもさらに多くの目薬を差した状態だったので、クリニックを出た後の眩しさが半端なかったです・・・なるべく下を向いて、かつ日光が当たらないような地下道を使いました。遅めの昼ごはんの後は、Uberでホテルの前まで移動してチェックイン。翌日も利用しましたが、徒歩を極力減らせるので手術後のタクシーアプリは本当に便利でした(Mastercardのキャンペーンのおかげで無料で移動できました)。ちなみに冒頭の画像は、宿泊した「変なホテル東京銀座」です。手術後どんな状態になっているかわからなかったので、迷惑がかからないよう人ではなくロボット相手に時間をかけてチェックインをするか〜と思っていたのですが、実際はコロナ禍で人による対応が必要だったらしく従業員の方のお世話になってしまいました。。。とはいえスムーズなチェックイン体験だったのでサクッと完了し、あとは部屋で1時間おきに目薬を差しました。Googleカレンダーとスマートウォッチの組み合わせが目薬の合図には最高。

翌日

当日は夜になってもまだモヤがかかっているような、ちょっと白い世界にいる感じだったのですが、翌日は目覚めると視界がかなりクリアになっていて感動しました。検査結果も問題なしということで、帰宅します。3日間はシャワー禁止、1週間は保護メガネ着用、1日5回の目薬を忘れずに、など制約が多いですが、せっかく手に入れた視力なのできっちり守ります。とはいえ夏場のシャワー禁止はなかなかしんどい…こちらのドライシャンプーには大変お世話になりました。

1週間後

視力検査や診察の結果、順調とのことだったので、保護メガネとはおさらばになりました。目薬は頻度、種類を減らして継続です。入浴も解禁されたので、良い気分で帰宅しました。今後は1ヶ月後検診、6ヶ月後検診、1年後検診、以降毎年の検診が続く予定です。

まとめ

リスクもあるので最終的には各自での判断になる、かつまだ評価をするには早いのかもしれないですが、個人的には手術をして良かったと感じています。強いて言えば冬だとシャワーの制限などがもう少し楽だったのかなと思いつつ、思い立ったが吉日なところもあるので、仕方ないかなと。せっかく視力が良くなったので、これまで敬遠してきた温泉やサウナにもチャレンジしてみようかなと思います!(出費が増える。。)

余談

妻は裸眼で視力2.0を誇るので僕の悩みにはあまり共感できないはずなのですが、それでも「やりたいなら手術しちゃえば?」と言ってくれて、とても感謝しています!「視力検査の例の気球」の話をしても全然ピンと来ていなかったのに。。。

何度この気球を見たことか


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