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「ユーザーファースト」読書メモ

SNSでたまたま見つけたこの本。穐田さんについて、ここまで書かれている本はないのではないだろうか。

ミッションやビジョンという言葉は使わず、ユーザーが使いやすいものにするために、不便不満をひたすら解決しようとしていること、従業員に対して、キャリアを考えてくれていること、負けたと思った時の切り替えというか常勝ではないことなどは自分も参考にしようと思う。
「やる後悔よりやらない後悔」の方が大きいと考えるタイプだが穐田さんは逆だった。

貴重な時期に「空白期間」を設けて謳歌していた

37歳から6年間、他の経営者が会社を大きくし、成長しようとしていた中で勉強やスポーツをしていた。すなわち仕事から離れていた。しかし、ユーザーファーストを貫くためにやるべきことは何かを考え続けていた。
絶好のチャンスの時期に何もしないことは精神的な充足感を得ていたのではないか。

日本のIT企業は何か

IT革命は情報機器と通信のコストが劇的に安くなったことであり、その本質は通信の進化であると分析した。パソコンは性能が上がり、金額は横ばいであるがそれはあくまで副次的なもの。
それにより一部のIT企業はコストの減少を武器にネット証券など店舗を持たない事業を展開している。また、カタログをウェブサイト上に転換した事業もある。穐田氏は大勢のユーザーの声や視点を一度に集めることができることに目を付けた。これは通信コストの低下も一躍買っている。紙面ではコスト面や即時性で容易ではないことが可能に

空白時間に作られた骨格とルール

  1. ユーザーの声をサービスに繋げる

  2. ユーザーのコミュニティを育てる

  3. ゲームはやらない。子供の貴重な時間とお金を奪うゲームビジネスはやらない

  4. 無限を追求できる商品設計。

  5. 組織はおおきくしない。小回りの利く組織をいくつも作る。全体の意思はユーザーが決定する

ぼったくりサービスを駆逐するくふうカンパニーのサービスサイトに方向性の参考としているホール・アース・カタログの4つの指針

  1. Useful as a tool.

  2. Relevant to independent education.

  3. High quality or low cost.

  4. Easily available by mail.

穐田氏の経営の個性であるストライクパッケージと展開

戦略と人材の編成を一気にやる。営業方針を示したrあア5ら他しい人材を投入し編成を完成させる。
また、スピードを重視し、展開を広く速く事業を展開する。

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