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大人こそ子どもらしく

こんばんは
読んでいただきありがとうございます。
高知で私立学校教員をしている「のざたん」です。

頭が追い付かないようで、1週間ぶりの更新ですね。どうしたんでしょう。アウトプット少ないと、バランスが崩れますね。よくない。

大人とは、委縮した子供である

即興演劇の世界で有名なキース・ジョンストンの言葉だそうです。この言葉にであったのは10年前ぐらいでしょうか。実験教室でくすぶっていたころのことです。実習の指導案をていねいに行うことを中心においていたときから、少しずつ離れて楽しい・考えるを大切にしようとニコニコ笑いながら、子どもたちが考えてくれればいいなーって考えるようになり、そっちに舵を切り始めたときのことです。

酒井穣さんのブログだったか、著書だったかで、紹介されていて、確かに!って感じたんですよね。

本質的には「子供」と「大人」の違いなんてないってことです。人間は、年齢が低いころは自分自身であり、自分らしく振舞います。でも年齢が高くなってくると「他人の目に映る自分」をつくりはじめ、自分らしさから離れていくという、ただそれだけのことなのだと思います。
酒井穣さんのブログより引用

元々、モノゴトを真正面から捉えるタイプではないので、他人の目に映る自分ってものを気にしないようにふるまっていましたが、心のどこかでは気にしていたんですよね。

あるときから、主張していいやって思えるようになって。今思えば、子どもたちに自由なままでいられる『場』が提供できるのが一番だなって信じられるようになってきたんです。

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ステキな大人の共通点

運よく、ステキな大人に出会える機会が増えてきて、そのたびに感じるのは、「この人たちって、子どもっぽいよなー」なんですよね。自分は自分であり、他人は他人であると言えてしまう。他人の目を気にしながらも、「ま、いっか」で突き進めるスタイルを持っているわけで。

一方で、自分がこうありたい、社会をこうしたい、という部分はブレないんですよね。笑ったり怒ったりを素直に表し、自分のありかたそのままに生きるんですよ。だからステキだなって感じてたんだなって、10年経って振り返ると見えてきました。

楽しそうですよね

そういえば、どこの勤務校でも「先生(のざたん)って楽しそうですよね」とよく生徒から評されます。生徒の見本になる大人として、楽しそうに見えないてのはイケてないと思ってたんですけど、振り返ってみると「子どもっぽい」ってことなんですかね。

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「大人なんだから」「先生なんだから」って言葉に耳を貸さずに、「おかしいものはおかしいですよ」って言うことが自分に正直な生き方じゃないのかなと。ゲームするのは楽しいからやるし、マンガを面白いから読みふけるし、それを子どもたちに伝えて何が悪いのかわからないんですよね。ちゃんと伝えることは大事です。

「王様の耳はロバの耳!」と井戸に叫んだことによって、結果広まって事実が知られていったという童話があるわけで

子どもに「王様は裸だ!」って言われて、やっと愚かな姿に気づく王様の童話があるわけで

萎縮しないで子どものように指摘し続ける大人が子どもに寄り添って「そのままでいいよ」って言われることで救われるケースもあるんだろうなと。

ステレオタイプを捨てる

「教師に見られません」って自己紹介をよくしてます。noteにブツブツ書いたりしてて更に加速させています。いわゆる「学校の教師はこうあるべき」って像を自分が1ミリも「べき」って感じてないから、飛び越えちゃってるんだろうなと。だいたい「べき」っていう教師はろくでもないことしてるし。悪いとは言わないけど、じゃあ「べき」とか子どもに対して言うなよと。

ボクは、教員として子どもの前に立っていいものかと悩むこともあれば、反省することもあれば、子どもっぽくギャーってなることもあることを抱えながら教員してます。だから子どもと一緒に考えたいし、興味ないことは興味ないって言うし、すぐにボケるし、言葉遊びをし始めるし…

どっちが上とかなくって、人と人としてコミュニケーションをとりたいだけなんだなと。お互いが自分のままでいられる『場』をどうしたら作れるか、提供できるか、安心して居てもらえるか。そんなことを考えているんだってことに最近気づきました。

白川寧々氏から「『学校の先生』のステレオタイプを捨てる勇気ないと『ゲーム?どんなゲームやってるのかを生徒に普通に聞く』って出来ないから!!!」と、そういえば言われてました。寧々さんも、まあまあ自由にやってると思いますけど、そんな方から言われたことはうれしくタカラモノにしています。

学校の先生(大人)こそ、子どもらしくいよう。

そんな子どもらしい大人に出会える新コースはこちらになります。


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