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Google認定教育者のススメ

先日、1年ばかりしぶっていたGoogle認定教育者なる資格を取得しました。前年度までは、あまりICT活用ができない環境だったこともあり「ま、取得する必要もないかー」と逃げてました。

Google認定教育者って

Googleのツールって教育に使われてるんですよ。無料だし。ブラウザ上で動くし。なんといっても、G-suite for Education という教育向けサービスが提供されており、登録すれば、本来有料のビジネス向けサービスが全て無料で使えるというGoogle様の素晴らしいサービスです。

前の学校でも導入してた(自分が学校に導入してもらう動きをした)んですけど、生徒にアカウントを発行するまでは行かなくて、モヤモヤしてたんですよね。教員の一部が使う感じで。

でも、Googleの教育に対しの優位性って、クラウド上で保存されているデータなので、共同作業がしやすいことや対話的な学びを加速しやすいことにあるんですよね。生徒が使う前提のサービスなわけです。(日本では、嫌がる方が少なくないですけどね・・・)

このトレーニングを受けて、Google のツールを抵抗なく使えるようになりました。これで生徒たちにも自信を持って使い方を教えてあげられそうです。

Googleは授業に役立つ無料のオンライン トレーニングを用意してくれていて、教員は「どのように生徒が利用するのか」をデザインすることを推奨しているわけです。生徒が利用して主体的に学ぶようにするにはどういったことができるのかを教員が知っておくためのトレーニングといえばいいでしょうか。こうやったら授業が上手くできますみたいなトレーニングではないし、アプリケーションの使い方を教えてくれるだけのトレーニングではないことは確かです。

GEG Kochiがそこに

この4月から、生徒全員にG-suite for Educationのアカウントを配付してる環境に転籍したこともあって、そのうち取ろうかと思っていたわけです。GEG(Google Educator Grope)高知のリーダーが職員室の隣の席におり、元から知り合いであったことと、そこの会話からして「のざたんはICTもできるっぽい」という雰囲気もあったので、早めに取得をしておこうと。職場の環境をよくすることが、ミッションでもありますので。

ちなみにGEG Kochiについてはこちら

GEGのネットワークとフットワークのよさ

で、そんなさなか、HeroMakers仲間が姫路でも立ち上げようという動きをしており、そんなオンラインミーティングが先週ありました。そこにひょこっと参加したときに、GEG Kamakuraのリーダーから「いい情報が手に入るかも?!」という情報が飛び出て、翌日に別途オンライン・ランチミーティングが開催され、衝撃の今週中に受けようかのノリに。

GEG KamakuraとGEG Shonanのメンバーが運営されている「どこがく」は必見です【PR】

困ったら、オンラインで集まって解決の精神を持っているのか、各地にいらっしゃるGEGのメンバーとも知り合いになれて、いいこと三昧でございます。これを期に、全国のお近くのGEGに興味を持っていただければ幸いです。

退路は断たれた

というわけで、レベル1すら取得していなかったんで、ランチミーティングがあった翌日に、直ちに受験。ちなみに教育者レベル1は

教室でGoogleのツールを使用する方法の基礎を学んできた教育者向けの認定です。テクノロジーの実装に関する標準的なスキルを確認します。

となっています。レベル1に関しては、前々から学習していたこともあって、オンライントレーニングも受講してたし、大丈夫だろうってことで、受験。

1点、読みが甘かったのは、試験時間が3時間であるということ。。。在宅ワーク中ですが、それにプラスして机の前に3時間。試験。試験時間中はWebカメラで監視されてます。はい。疲れました。が、無事難なく合格。

一気にレベル2へ

と、SNS上で告知してたら「レベル2も受けるんでしょ?」的な流れに。自分でも、「この流れで受けた方がいいんだろうな」的な。たぶん受けなかったら、しばらくやりそうもないし。というわけで、1日オンライントレーニング漬け。ちなみに教育者レベル2については

教室でGoogleのツールを使いこなす熟練のユーザーや、ツールを好んで使用している教育者向けの認定です。高度なテクノロジー統合スキルを確認します。

とのこと。1つのツールを使うだけじゃなくて、複合的にツールが連携しているので、それを使いこなせるかといえばいいでしょうか。ドキュメントを生徒と共有して、協働作業して、発表する流れをどうやってアプリケーションを利用してデザインするのかみたいな。

オンライントレーニングも、Googleのサービスにはどのようなものがあって、対話的な授業や学校運営に、どう活用されるのかといったものだったので、すんなり頭に入ってくる内容でした。(いわゆる「授業」にどう使うんだ?とか、YouTubeを生徒に見せるとは?!みたいな固定概念にとらわれている方は、理解するのにシンドイかもしれないです)

というわけで、日曜に試験開始。再び3時間コース。で、合格。終わった後の疲労感はありますね。ものすごく集中します。詳しくは言えませんけど。とても集中しますし、3時間近くはかかります。はい。

全国の先生方へ

この状況下なので「オンラインで遠隔授業をする」の意味を広げてもらいたいです。「映像授業を子どもたちに届ける」ことしかできないのは、ちょっともうね・・・主体的・対話的で深い学びじゃないですから。ICTを使ういいところは、彼らが主体的になれるところであり、物理的な距離があっても、対話的な活動ができることだったりしますので。

レベル2まで取得しましょうとはいいませんが、レベル1を受験してみることや、無料のオンライントレーニングを受けてみて、海外の求められている授業形態ってものがどのようなものなのかは、一度触れてみるといいかもしれません。既存の概念をスクラップして、彼らが主役になる学びをデザインするキッカケとして、Google認定教育者のオンライントレーニングからはじめてみてはどうでしょうか?決して、テクノロジの扱い方のトレーニングではないですので。Google使って、子どもたちの学びをどうデザインするの?です。

最後に

この認定を取ることで、ボクのやろうとしている方向性に間違いはないということを再認識できました。それは確かです。

「子どもたち」が「主語」になる「学びの場」を。

いただいたサポートは、誰でも教員と会って話せる『会いに行けるセンセイ』の活動に利用させていただきます。