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ニュージーランド給与と生活事情

ニュージーランドで働くとどれくらい給料がもらえるのか、どれくらい生活資金がかかるのでしょうか。

給与システム

日本は、崩壊したとはいえ「年功序列制」で決めているところもまだまだ多いようですね。ニュージーランドは、年功序列なんて言葉がまったく通じない感じです。

完全に能力が反映される給与システム。年齢より学歴と職歴や資格が給与に反映されます。そのためキャリアを積んで転職というのが一般的です。またキャリアチェンジするときは、一度専門学校に入って資格を取ってから再就職という人も多いようです。

最低賃金

2019年1月現在の最低賃金はNZ16.50ドル。そこから所得税が引かれるため、手ドルは、約NZ13ドル。例えば週20時間のアルバイトで手取りは、1週間あたり、手取り約NZ266ドルくらいです。週40時間のフルタイムの月給だと、月収で手取り約2300ドルくらいとなります。

英語がネイティブでないと、だいたいこの最低賃金から始まるようです。能力給なので地位が上がれば、給料はあがります。逆にいえば、能力がないと給料があがらないばかりか、退職に追い込まれます。

生活に必要なお金

ビザにもよりますが、学費や医療は無料という恩恵を受けられる家族と想定して、どれくらい生活費がかかるか算出してみました。

生活費の中で一番大きな割合を占めるのが家賃です。一家四人で賃貸物件を探すと、安い物件でもオークランドなら、一ヶ月あたりNZ1700ドル程度。食費、日用品代、通勤費、ランチ代などで、一ヶ月あたりNZ500ドル程度。電気・水道・電話代が、一ヶ月あたり130ドル程度。

その他細かいのは無視するとして、合計一ヶ月あたり2330ドル。

収支バランス

あくまで想定での収支計算ですが、手取りの収入が2300ドル、支出が約2300ドル。バランスしちゃってますね。

パートナーが語学学校にいったり、夜外食したり、ゴルフなどの趣味をやったりすれば、いきなりマイナスになります。これは、「貯蓄を切り崩していかなければならない状態」です。

想定が「最低時給」ですので、能力があればすぐに昇給、ポジションUPも図れますので心配することはありませんが、最低時給で働く間はこのような状態だと思ってください。

ビザ取得がゴールではなく、その先の生活を考えよう!

ワークビザや永住権の取得を目指している人は、ビザが取れてからどのような生活を送るのかをよく知ってもらって、楽しいニュージーランド生活を送ってもらいたいと思います。

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