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スタートアップワールドカップ日本代表決定戦に出てみた話

スタートアップワールドカップ日本代表決定戦が7月21日に行われ、ファイナリストとして参加しました。

VCなどから推薦があった200数十社のスタートアップの中で予選があり、その中から10社がファイナリストとして日本代表決定戦に出場が出来ると言うものです。

今年で4年目ながら、世界70の国と地域で予選が行われ、優勝した会社が日本代表として世界一を決める決勝大会に参加できるという世界規模のピッチ大会です。

来場観戦者数が1,000人以上、オンライン参加2,000人以上、メディア60社以上とこれまで参加したピッチイベントの中で圧倒的な規模と注目度です。そしてこれまで参加した全てのピッチの中で圧倒的なレベルの高さで、参加出来たこと自体が光栄なことです。

制限時間は冒頭の30秒の動画と、ピッチ3分30秒とこれまで参加したどのピッチよりも短い時間のため、いかに要点を絞って伝え切れるかと言うことが重要になります。

デザイン経営を強く意識しているため手前味噌ながらZENKIGENのデザインレベルは高く、当然ながらピッチ資料はデザインチームと何度も打ち合わせを重ねて作りました。

本番では、ありがたいことに最も注目度の高いトップバッターを務めることが出来ました。

結果としては残念ながら優勝出来ず、日本代表としてシリコンバレーでの決勝プレゼンに参加することが叶いませんでした。

結果はついて来ませんでしたが、プレゼンの内容で悔いはありません。

プレゼンでは最初のスライドに1分の時間を使って、我々が解決したい社会課題について話をしました。

正直、ここが全てと言っても良いと思うくらい重要なパートです。

こんな内容です。

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私たちが解決したい社会課題は、熱意を持って働く大人が世界的に極めて少ないことです。

日本に至っては、なんと5%で世界でほぼ最下位です。

だから30年負け続けたのだと思いますし、このままでは50年負け続けます。

そして今の子供たちが大人になった時にこう言われるのです。「あの世代のせいでこんな日本になっちまったんだった」と。

私はそれを絶対に言わせたくありません。

禅の言葉で、「人が持つ能力の全てを発揮する」ということを全機現と言います。全機現する大人に溢れる活気ある社会を実現したいという思いで5年前に全機現を社名にし創業しました。

世の中がここにいらっしゃるような全機現する大人に溢れたならば、必ず日本は復活すると信じてます。

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戦後の焼け野原から世界2位の経済大国にまでなった日本人が、生産性やら熱意を持つ社員やら世界ほぼ最下位なんて本来おかしな話です。

5%しかいなければ、それは強い会社など作れる訳がありません。

でも逆に言えば、5%を10倍の50%にすれば日本は大復活が出来るのではないでしょうか。すごいポテンシャルです。

HRtechはビジネス自体は地味ですが、(優勝はスカイドライブさんで空飛ぶ車。夢がありますね!)人が価値を生み出す源泉ゆえ全ての根底を支えるものです。

これからもブレることなく、自らの持ち場で圧倒的なプロダクトと実績で世界にZENKIGENがあって良かったと言われる会社を創るのみです。

参考
当日のプレゼンの動画です。2時間6分あたり

個人的には、ネットフリックスの共同創業者のランドルフさんのインタビューが最も勉強になりました。3時間18分〜3時間26分までです。

https://m.youtube.com/watch?v=Me0lto7Ua3k


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