「お笑い」

「お笑い」について思ってることとかを書いていこうと思います。「お笑い」については普段から考えていることや感じていることはいっぱいあります。今日は特に日々思っていることを書きます。

それでは、いきなりですが、洗濯機てみなさん何て呼んでいますか?大体みんな「せんたっき」て呼んでいると思います。正式名称は「せんたくき」です。発音しやすいように「せんたっき」てちっちゃい「つ」が入ってきます。「せんたくいた」は、「せんたっいた」なんて言わないのに。「せんたっき」て和田アキ子さんをアッコさんて呼んでるのと一緒なんです。もし「せんたくき」て言ってる人がいたら、「アキ子におまかせ」ていうタイプの人という認識でお願いします。

僕が何を言いたいのかというと、普段からこういうしょうもないことを考えて楽しんでいて、これは全然面白くないとも思えますが、このくらいのことを面白いと思える感覚になれたほうがいいという話です。

僕が「お笑い」について特に強く感じているのは、もっとたくさんの人が、面白いこと、笑えること、おかしなことを、広く、深く、多く感じとって生きていけたら楽しいだろうなっていうことです。例えば、芸人のネタを見たときに、あんまり笑わない人よりたくさん笑った人のほうが幸せなんじゃないかと思うわけです。笑い上戸、いわゆるゲラの人のほうが人生楽しそうじゃないですか。

芸人のネタでは、その芸人が面白いと思うこと、笑えるポイントを入れてあるので、そこを汲みとって楽しめればいいと思いますが、その芸人が意図していない面白いポイントなんてのも、自分で探して自由に楽しめばいいと思っています。どういうところをおもしろがっても僕はいいと思っています。この芸人、知り合いのおっさんに似てるなあとか、こいつ変なとこにホクロあるなあとか、そんなしょうもないことでも面白いと思えたら幸せだなあと思うんです。そういうことを嫌う芸人もいるとは思いますが。極論、つまねえなあ、滑ってんなあ、こいつと思って笑えたらそれでいいじゃないですか。もし僕らダイヤモンドのネタを見るときもいろいろ面白いところを探して見てみてください。笑える沸点が低ければ低いほどいいし、面白いと思える範囲が広ければ広いほど楽しいと思います。世界の人々がもっと毎日笑顔で暮らせたら最高ですよね。

超一流の料理人がつくった料理の繊細な味の違いがわかる舌が肥えた人がいるとします。この人はほとんどの人がわからないこともわかる感覚をもっているので羨ましいですよね。お笑いにおいても、わかりづらい感覚的な笑いを理解できて笑えるほうがより楽しめてると思うんです。いわゆる高度な笑いといいますかニュアンスの笑いといいますか。そして本当の理想は、繊細な味の違いも分かるし、激安のカップ麺とか安くてただデカいだけのパンとかも美味しいと思える感覚であったほうがいいだろうなと思うんです。ストライクゾーンなんて広ければ広いほど、人生楽しいんじゃないかなあと。ただ、食に関しては、言い方はあれですが、そんな下から上までの味が美味しいと感じれる人がいるかは疑問ではあります。まあそんな高度なことができなくても、なんでも美味しいと思えるほうがいいですよね。お笑いにおいてもこれをみんなできたらなあと。つまらないようなことでも笑える、笑いの沸点、ハードルなんて低ければ低いほど楽しいと思うんです。

しかしここまで言ってきましたが、味の感覚と一緒で、ゲラじゃない人が意識したらゲラになれるのかは疑問ではあります。でも嘘でも笑ってたら楽しい気分になるんで、これを読んでいる人は、騙されたと思ってこれからいっぱい笑うようにしてみてください。そうしたらいつ間にやら笑い上戸になって楽しいかもです。

そしてもう一つ具体的なやり方として、自分の中にツッコミを飼ってみるというやり方です。ありとあらゆる全ての物事につっこんで見て下さい。それは些細なことにも疑問をもつという姿勢です。なんで「せんたっき」てちっちゃい「つ」なんだよ!洗濯機てほとんど白いな!黒いおしゃれなやつもあるけど!洗濯板から大分進化したな!さっきから洗濯機洗濯機うるせえな!どんだけ洗濯機好きなんだよ!こんな洗濯機の話聞きたくねえよ!月刊洗濯機で話しろよ!そんなつまんねえ雑誌ねえよ!
なんだこれ!

こんな風にしょうもないことにもツッコミをしていったら、些細な日常でもおもしろおかしくなると思います。僕はなんとなく暗い性格と思われてると思いますが、実は結構ポジティブなんです。やっぱりお笑い芸人やってるだけあって、みんなを笑顔にしたいし、みんなに笑ってもらいたいし、みんなが楽しく幸せに生きてほしいと思ってます。

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