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指導者の仕事は、子供の動きの感覚を合わせること

12月24日(木)

子供たちを指導しているときに大事にしているのが
子供とのチャンネルを合わせることです。

監督「こうやってやれ!」
選手「はい!」

監督「どうだ?」
選手「動きやすいです!」

みたいなことはなるべくしないようにしています。

上みたいなやり方だと結局指導者が
教えたい動き・やらせたい動きになってしまい、

子供たちの自然な動き方が、失われる可能性があります。

そうすると金太郎飴のような、どこを切り取っても
同じような感じで、

どの選手を見ても同じ動きにしかならないような
そんな選手が出来上がると思います。

指導者はあくまで、子供たちにチャンネルの数を
増やしてあげるのが仕事なわけで、

これを引き出しを多く持つということですよね。

感覚をなるべくたくさん受け入れてあげることが
大事だと思っています。

上の例は極端ではありますし、
たしかに自分の感覚を伝えることは、指導者として

絶対に避けられないことであります。

だってそれは指導者の立派な経験でありますから。

ただし、それを強要しないこと、
最後は子供たちに決定を委ねることがとても重要だなと
感じます。

これを「コントロール感」といって、
自分のことは自分でコントロールできている瞬間が

人間一番幸せを感じるそうです。

だからチャンネルを多く増やしてあげて、
そのなかで自分がやりたいことを、選択させてあげる

ことが、監督・コーチの役割なんかなと思っています。

▼体育の教師ににも2つのタイプがある

僕は体育教師の経験があり、
体育を教える人には2つのタイプがあるなと感じていて、

1.挨拶や礼儀ばかり重要視する人
2.動きの感じを教えられる人

挨拶や礼儀は体育教師がで教えるべき部分と
学校生活をしていて感じる部分がありますが、

それは学校全体、どの先生も取り組むべきであると
個人的には感じています。

みなさんにも生徒指導される先生は体育の先生が
多いな〜と感じませんか?

でも体育は本来身体を育てるものであり、
長きに渡って、健康を維持するために学ぶべき教科で
あって、

決して苦痛を味合わせることではないと思うんですよね。

挨拶や礼儀ばかりさせられるのは辛い(笑)

長い年月、運動をするには、やっぱり
「できた感」ってのが本当に大事だと思っていて、

その感覚を伝えられるか?が体育教師の
大切な仕事だと思っています。

「できる→楽しい→続けたい」

この構図を作り上げるのがとても大事なので
できるためのコツを教えていけたらいいなと思っています。

これは野球の指導も同じで、野球を長く続ける選手を
出すのが慶友ポニーの理念にもあるので、

「中学→高校→大学」と

段々とレベルアップしていくわけですから、
「できる→楽しい→続けたい」という

構図を忘れずに指導を続けていくことが大事ですね。

ということで現場からは以上でーす!

【追伸】
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▼野崎将司のコーチング・教育ラジオ 
Stand FMで発信しています。

▼LINE@でもお知らせしております!


▼筆者のプロフィール
慶友ポニーで監督してる野崎将司です。

指導・コーチング・教育系の発信するページです。

これまで、小・中・高・大学生、約2,000名に指導をしてきました!

【指導理念】
子供達が自ら進んで練習したり、努力したりすること、自ら考えてプレーすることを
コーチングできる監督・コーチでありたいと考えています。

いまは試合ではノーサインでやっており、自分で盗塁をしかけたり、エンドランを自分たちでやってみたりすることを
目標にしています。ただ単にノーサインでやるのではなくて、イニング・点差・カウント別、相手の癖を考えて
どこで仕掛けるべきかなども座学でやったうえで試合に臨んでいます。

【プロフィール】
野﨑 将司(のざきしょうじ)
1988年12月15日/京都府出身

【野球歴】
京都田辺硬式野球部-西城陽高校-早稲田大学−ドジャースインターン-アリゾナウインターリーグ-堺ビッグボーイズ(コーチ)
-嵯峨野高校(野球部コーチ)-久御山高校(野球部コーチ)-慶友ポニー(監督)

中学・大学では全国大会出場し、
両方とも決勝まで進んだ。

大学時代は3塁コーチを務め、そのときに難しさを経験し、
3塁コーチで試合が決まると感じた。

I am Shoji Nozaki who is a baseball coach for junior high kids.
This channel is for education and coaching.

I have experience to teach for elementary kids of 400 people of elementary kids, 200 people of junior high kids and also 1,000 people of high school students.

I also have a lot of experiences to coach for baseball kids. 150 people of junior high kids, 100 people of high school students, 150 people of college students.


#野球
#中学野球

▼最近読んだ本と感想

成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか
ポール・タフ (著), 高山真由美 (翻訳) 

勤勉性は健康にも効果がある。
飲酒、喫煙、仕事へのまじめさにも効果がある。
もちろん勤勉性にも、良い側面だけではない。

例えば経営者やあるいは会社がとても真面目に
働かせたい場合、自分たちに反抗させたくない場合は、
もちろん効果があると見ているが、総じて勤勉性がないと
ちゃんと仕事をしないということが多くの研究からわかる。

自制心が高い人たちは教師や上司に好かれる可能性があり、
自制心が低い人は独立心、創造力 があるとテストを
見てわかったのだが、これは心理学者にとっても、
自制心が高いのが良いか低い方がいいのかは、
意見は2つに分かれていると言われている。

自制心が高い人は教師から見ても扱われやすいし
上司から見てもコントロールしやすい人であり、問題を起こさない。

一方で自制心が低い人は独立心も高く扱われにくいが、
いろいろな発想ができるとも考えることができる。

ではアメリカの例を取ってみて考える。
彼らが32歳になったときの統計として自制心が高い人ほど
ちゃんとした仕事につき、

喫煙率やアルコール依存率なども低かった。

一方で自制心が低い人はアルコール依存にもなり、
タバコも吸い、犯罪率も高く、

シングルで子供を育てている確率が高かった
と言うデータが出ている。

この結果からも自分を抑える自制心と言うものは成長、
成功するには不可欠なのかもしれない。

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