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トコトコどこココ

3月いっぱいで仕事を辞めた。
先もあまり見えない状態でやめてしまった。
それからは有り余る時間を元手にTwitterやらWeb記事読むことが多かった。
4月、5月の頃は特に幻冬社の人気編集者の箕輪さんや実業家のけんすうさんの発言や記事をみて「行動するしかない」「自己分析して、目標再設定して頑張ろう」とかモチベーションを上げてもらっていた。

しかし、やりたいことというのはそう簡単に見つからない。
Twitterを歩けばいかにそういう人が多いかが分かる。
けんすうさんがそのような迷える子羊の戸惑いの質問によく返答しているのですごく実感する。
現代は情報に溢れやる気さえあれば職業選択の自由が大きい。と感じる。
そして、そういう可能性の沼に多くの人が足を取られているのだ。
自分は足どころか仕事も取られてしまった。というか投げてしまった。

取り敢えず年末からはワーキングホリデーに行って海外生活+語学力でもつけるかと思ってるだけで他になんの計画もない。
計画も無く退職しているので追い込まれているという焦りだけ感じる。
追い込まれてからが勝負だと思っているのでまだ追いこむとは思う。

そんな「目的ガー」とか「ヤリタイコトガー」とか思っている時にSpotifyで田中宗一郎さんと三原勇希さんがやっているポッドキャスト「POP LIFE」のYogee New Wavesのゲスト回を聴いた。

トークは全部で4時間程に及ぶが、アートの解釈や各々のルーツや青春時代など興味をそそるテーマが多く聞いていて飽きなかった。
そんな中、気になった話題が角舘健悟さんとタナソーさんが若い時はどう過ごしたかという内容。
お二方とも結果も目的も無く過ごしたという。
自己分析真っ盛りだった自分にはふっと鳩尾辺りにパンチを食らう一撃だった。

そうだった。
自分が好きで憧れていた人たちはそんな感じで飄々と生きていたな。
当然、自分はそう離れなかったから会社組織に入って、自分の力をパーツとして貸すことで社会に貢献する道を選ぶことにしていたわけだが。
でも、元々の憧れを忘れて将来を模索していた。
おれはふらふらと生きたかったんだな。ある意味今が正解か。

ただしタナソーさんはただのうのうと生きていいと言っている訳ではなかった。
懸命に頑張っている時も、気持ちが緩やかな時も気持ちがドライブしていることが大事。
じゃあ、僕が気持ちがドライブしている時ってどんな時なんだろう。
また、自宅を歩き回って異なる自分を探す日々が始まるのだった。

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