好きな映画に偶々出ていた話。

日常では些細な奇跡のような偶然が起きる。
旅のような生活を送っていると特に起きやすいように感じる。

今はレタスの収穫の仕事をしている。
大きなトレーラーを使い、10人ほどのチームで作業をする。
ナイフを使いレタスを切る役割(カッティング)と、コンベアに乗って運ばれてきたレタスをプラスチックの大きなケースに詰めていく役割(パッキング)に分かれて作業を行なっていく。

ベトナム人の友達と喋りながらパッキングしていたときだった。
誰でも『フォレスト・ガンプ』を2回以上観ているという話から始まり、映画の話をした。
彼の一番好きな映画は田舎の生活を描いた日本の映画だという。
話を聞いていくうちに、それは矢口史靖監督の『Wood Job!』だということが分かった。
それにはかなり驚いた。
何故なら自分がエキストラとしてフンドシを着た祭りのシーンに参加した映画だったからだ。
日本でもあまりに話題にしたことがなかったのに、異国の友達の好きな映画として名前があがってくるとは。
このことを友達に話すと”It’s a small world”といって笑っていた。

この偶然には大きな価値はないが、それでもこんなことが起きるのかと驚かされる。
”I’ll look for your ass”と言われ笑い合った時間は忘れない。


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