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「短歌人」掲載歌

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所属結社誌「短歌人」に掲載された歌です。
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記事一覧

「短歌人」2023年8月号 20代・30代会員競詠 10首

断酒アプリ 非純正 燃えた電動自転車の電池の属性伝える見出し ANNA SUIが人の名前と知って…

「短歌人」2023年5月号 月詠5首

バックヤードの扉の前の一礼は返されること前提とせず 苦労して書いた便箋抱えつつ苦労に見合…

「短歌人」2023年7月号 月詠5首

反射神経がすこぶる良い人とぶつかり先に謝られてた 画素数の高いスマホをもつ君が撮った串カ…

「短歌人」2023年6月号 月詠5首

午後一時ブルーシートに覆われた足場の中よりアラームの音 マネキンは在庫処分の店を出て荷台…

「短歌人」2023年4月号 月詠5首

階段を駆け上がる人の靴裏にあるだろうアディダスのロゴを見た 寝たいのか寝たくないかの判断…

「短歌人」2023年3月号 月詠5首

熱をもつ下ろしたての札束を抱き国道沿いを選んで歩く 年の瀬の工事現場の白旗は音なくふられ…

「短歌人」2023年2月号 月詠5首

ニッポンのゴールに上がる歓声の中の私の声の異質さ 朝方に<無敵艦隊撃破>というテロップは踊り、私は外へ 魔女狩りの対象となる恐れあり無水カレーを作るあなたは クノールの朝のスープの底にある黄色のだまをすくう幸せ 雨粒に囲まれながら国道を深夜料金にて運ばれる 以上の5首が「短歌人」2023年2月号会員2欄(P78)に掲載されています。

「短歌人」2023年1月号 月詠5首

妖艶な傘の骨子に守られて私は家路をゆったり歩く 土井善晴の味噌汁の中ピーマンはわたをとら…

「短歌人」2022年12月号 月詠5首

軒下で私は私の自転車が雨に打たれる様を見ている 回転率が想像つかないHERMESの列をしばらく…

「短歌人」2022年11月号 月詠5首

清春が好きだったこと思い出し墓前に流す「忘却の空」 前回と同じ構図で撮ろうぜと一年前の画…

「短歌人」2022年9月号 月詠5首

拝み屋さんがこれから来ると呟いて祖母は卓上の爪切りをしまう 終わらない閉店セールの靴屋に…

「短歌人」2022年8月号 20代・30代会員競詠

婚姻の匂いかぎつけ戦争のニュースに指輪のバナーは光る じゃあなに?と問われることを怖れつ…

短歌人2022年7月号月詠5首 その他の掲載歌

旅客機の尾翼についたカメラにて右翼に描かれた日の丸を知る 南阿蘇牧水夫妻の歌碑の立つホテ…

「短歌人」2022年6月号 月詠5首

曇天の路地を斜めに白猫は赤のボルボの下の影へと 都庁前駅で電車を乗り換える大江戸線から大江戸線へ 電車乗るティーンに向けた広告で二重施術の金額を知る 得をすることをためらう癖がある得してなかったわたしのために 原発の定点カメラの映像に価値を与える三月の揺れ 選歌を受けた以上の5首が「短歌人」6月号の会員2欄(P68)に載っています。