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「一人じゃない」と気づける場所を U30の想いをつなぐNYNJのイベントづくり

NO YOUTH NO JAPAN(以下、NYNJ)といえば、インフォグラフィックを使用したInstagram。
そんな印象を持っている方が、少なくないのではないでしょうか。

でも、私たちが発信する方法は、決してそれだけではありません。
月に平均1度のペースで、メンバーと直に話せるオンラインイベントを開催。
そこには、NYNJだからこそのイベントの魅力が詰まっています。

皆さんにもっと、NYNJのイベントの魅力を知ってほしい。
そして、ぜひイベントへの参加や、イベントチームの一員として、NYNJでの活動することも、考えてみてほしい。

オンライン署名サイトのChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)さんとのコラボイベント「わたしたちの生きたい社会を作ろう」に関わったイベントメンバーに、NYNJのイベントの魅力を聞きました。

「わたしたちの生きたい社会を作ろう」イベント
 開催日:2020年12月19日 20:00〜21:30 
オンライン署名サイトのChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)さんとコラボし、オンライン署名で声を上げる意義や、企画の作り方を説明。
実際にオンライン署名活動を立ち上げる際の、企画書作りワークショップも行った。

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【お話を聞いた人】
安澤 朱織 (あんざわ あかり) :
高校2年生。イベントチーム。U30世代が気軽に政治の話をできる場所ときっかけをイベントで作れることにやりがいを感じている。

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【お話を聞いた人】
林 怜奈(はやし れいな):
大学2年生。イベントチーム。イベントの企画を通じて、自分自身も色々な知識を吸収できることに、魅力を感じている。

【聞き手】
ぐら:社会人1年目。noteチーム。働き始めてみて、日常の中に「政治」との接点を作っていく難しさと格闘中。

“知って、スタンスを持って、行動する” を目指すイベントづくり。

ーー 「ゆるっと学ぼう」のイベントシリーズや、団体さんとのコラボイベントなど、一口にイベントといっても、その内容は様々ですよね。
先日、Change.orgさんとコラボさせていただいた「わたしたちの生きたい社会を作ろう」では、オンライン署名を立ち上げるための企画書ワークショップを行ったと聞きました!

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安澤:「ゆるっと学ぼう」イベントシリーズでは、まず課題について気軽に「知って」もらうことを大切にしています。一方、今回のコラボイベントでは、何かの課題について既にスタンスは持っているけれど、自分でアクションは起こせないかもって思っている方の背中を押したいと思ったんです。

林:オンライン署名という一つの「行動する」選択肢を伝え、自分にもできるかも・やってみようかな、と感じてもらうことが狙いでした。

ーー NO YOUTH NO JAPAN が掲げる「知って、スタンスを持って、行動する」の、「行動する」にフォーカスを当てた、と。

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林:まさにそうです!

私自身、今回このイベント企画に関わってみて、署名は、少しでも変えたいと思った気持ちを声に出して、それをたくさんの方に響かせ、応援してもらう、身近なモヤモヤを解決するためのツールなんだと気づいて。

そうした想いで作った企画だったからこそ、参加者の方から「署名は人数が大切だと思ってたけど、声をあげることが分かりました」と感想をいただき、とても嬉しかったです!

安心して参加できる「参加に関するQ&A」と「グランドルール」

ーー どんな人にどうなってほしいかを考えて、各イベントの企画を作りこんでいるんですね。開催時、気をつけていることはありますか?

林:グランドルールを徹底して、皆さんが心地よく参加できるようにしています。

安澤:例えば、参加者同士の個人的な話は、イベント外で他言しないようお願いをしています。イベントには、勇気を出して参加してくださる方もいるはず。来ていただいたからには、安心して話をしてもらいたい。

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安澤:また、イベント告知の際には、ストーリーズでイベントに関する質問を募集し、不安な点をできるだけ解消してからご参加いただけるようにしています。

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林:ぜひイベント参加の際は、お気軽に質問をお寄せください!

イベントは、一人じゃないって気づける場所。

ーー 企画内容だけではなくて、安心して参加してもらえうための場作りも、工夫しているんですね。でも実際には、「NO YOUTH NO JAPANといえば、Instagram」というイメージが強いのでは?

安澤:イベントの強みや役割は「同じ想いを抱えているU30の人たちを繋げる」ことにあると思っています。
InstagramやTwitterでは、その投稿の周りで、誰が何を感じているのか、よく分からないですよね。たとえ自分が共感した投稿にたくさんの「いいね」がついても、多くの人にシェアされていても。でも、イベントに参加することで、同じ想いを抱えている方の存在に気づくことができる。

林:そう。私一人だけじゃないって感じてもらえるのがイベントのいいところです。暗いニュースや、どうしようもない出来事に出会ったりして、一人きりでモヤモヤを抱えて苦しくなることってあると思うんです。

そんなときに、同じ違和感を持つ人に出会えること。それは、イベントだからこそ出せる価値です。

ーー 実は皆が抱えているかもしれない想いやモヤモヤを、そっと共有してもらう場である、と。

林:同じ想いを持つ方同士がつながれるだけではなくて、普段は発信側であるNYNJメンバーと、それを受け取ってくださっている皆さんとがつながれる場としても大切な役割を果たしていると考えています。

NYNJに関心を持ってくださっている方と、NYNJメンバーが直接やり取りできる場所はそんなに多くない。私自身、NYNJに入るとき、社会に関心の高い人達の中で「私、やっていける?大丈夫だろうか?」って不安があったんです。でも実際は、面白くて優しいメンバーばかりだった(笑)

安澤:わかる!NYNJメンバーは、別に政治にすごく関心がある特別な人たちの集団じゃない。「普通」という言葉の使い方は難しいけれど、あえていうとするならば、普通の大学生で、普通の高校生で、普通の社会人。

NYNJの「中の人」を知る場としても、イベントを活用してもらえたらと思ってます。

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イベントチーム・MTGの様子

「U30の想いをつなぐ」イベントを共に企画してくれるメンバー、お待ちしています!

ーー イベントチームで良かった、と思う場面はありますか?

安澤:今回のイベントには、中学生の方も参加してくれたんです。私は、選挙権をもつ前から、選挙について考える習慣をつくりたい、中高生をつなげる場をつくりたいという想いで活動しています。だから、中学生が参加してくれて、同じ世代に自分の想いを受け取ってくれる方がいると感じられて、とても嬉しかったです。

林:イベントのワークショップ内で作成した企画書を捨てるのがもったいない、実際にキャンペーンで立ち上げたいと言ってくれた方もいました。こんな風に思ってくれたんだと、実際に参加くださった方々の顔を想像しながら、その声を受け取れるのは、イベントチームの醍醐味です。

ーー イベントチームでは、イベントへの参加&イベントを共に作ってくれるメンバーを募集中と聞きました。まだイベントに参加したことがない方へのメッセージを、最後に一言、お願いします!

林:ぜひ、一緒におしゃべりしましょう!生きていく中で、辛いな、なんだかモヤモヤするなと思ったときに、それを打ち明けられる場所としてNYNJが在れたら嬉しいです。

私たちは、いつも発信を受け取ってくださっている方々の声を受け取りたいという気持ちでいます。

安澤:次回、2月13日に、地方について考えるイベントを開催予定です!地方に住んだことがない方でも、自分が住んでいる場所に何か少しでも課題意識があれば、ぜひご参加ください!

また、現在、イベントチームでは、NYNJメンバーとして、イベントをともに企画くださる方を募集しています。チームに関心をお寄せいただいた方、ぜひ公式HPから、応募をお願いいたします。

ーー イベントの魅力をたくさん語っていただき、ありがとうございました!

NYNJでは、2ヶ月に一度、新メンバー入会の機会を設けています。メンバーとしての活動にご関心がある方は、公式HPからのお問い合わせください。
イベントへのご参加・メンバーへのご応募、お待ちしています。

(文=ぐら)

NO YOUTH NO JAPANのInstagramの投稿を続けるためのデザイナーさんへの依頼料と活動の運営経費にさせていただきます!