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脱線日記「パンタグラフはパンタグラフじゃない」

・今日、なんとなく夕飯を食べなかった。お腹が減ってるわけでもないし、外に出るのが億劫だったので、おやつのドーナツとコーヒーでお茶を濁した。コーヒーなのにお茶とはこれ如何に。

・これ如何にとは言うものの、「喫茶店」であまりお茶を飲むことはない。まぁ、お紅茶を飲む所なんだろうけど、紅茶が苦手な僕にとって喫茶店はもっぱらコーヒーを嗜む場所だ。それにコーヒーより紅茶を推してる喫茶店もそう無いだろう。だからコーヒーでお茶を濁すと表現しても誰にも文句を言われる筋合いはない。僕はいつだって正しい。この世の唯一の正義はアンパンマンでも月光仮面でもアンミカでもなく自分なのである。白は1色しかないと僕が思ったら1色しかないのが正なのだ。

・ブラックコーヒーが飲めない。というより、ブラックコーヒーを飲もうと挑戦したことがない。ブラックコーヒーを飲もうと思う動機がない。横に糖とミルクが入ってるのが売ってるのに敢えてブラックコーヒーを買う人たちは僕の理解の範疇の外側を生きている。もちろんそれが良いか悪いかという話ではない。でも、彼らはきっと電車で席が空いてるのに頑なに立ちっぱなしでいるあの人たちと同一人物なのだろう。座れば良いものを。

・電車は電気を使う車だから電車と呼ぶのなら、電気自動車だって電車と名付けるべきだし、そもそも自動車は運転手がいないと動かないから厳密には手動車だ。ハンドルを握ったり回したりするのが巡り巡ってエンジンに転化されて動力になっているという意味では人力車とも呼べる。逆に言えば人力車は車輪の回転力と慣性にだいぶ助けられているので、厳密には人力車ではなく自動車のニュアンスも含まれている。もうどの車を何車と呼ぶべきか訳がわからなくなってきた。

・新幹線の集電装置をパンタグラフって呼ぶけど、そもそもパンタグラフは菱形が伸縮するリンク機構のことであり、最近の新幹線のパンタグラフは「く」の字のアーム型が主流なので、パンタグラフは厳密にはパンタグラフじゃないのだ。あと新幹線はもうさすがに新しくない。もうぜーんぶ名前考え直したほうがいい。

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