続・一枚絵について
こんにちわ、なおすけです。
いつも応援頂きありがとうございます。
三週間ほど前に「一枚絵の思いと価格のジレンマ」という記事を投稿しました。NFTコレクションにおける一枚絵制作への思いと販売するにあたっての価格についての考えなどを綴った記事でしたが、思いのほか反響を頂き嬉しい限りです。ありがとうございます!
今回は前回の記事の続きです。「その後どうだった?」みたいな経過報告とそれを踏まえ「どう思っているか」と「今後どうしようか?」というお話です。相変わらず幼稚な文章だな・・笑。
ガス代パーンチ!!!価格を見直し気分一新して臨むも・・・
前回の記事を投稿した後、NFTマーケットのOpenseaで展開している一枚絵のコレクション「nowsketch Love Girls」で販売している作品の価格を見直し(実質的な値下げ)、また新作についても値付けを慎重に行いました。
しかし・・あれから約三週間一枚も売れていません!確かにこの間NFT売買取引に生じるガス代が高騰してマーケット自体が完全に冷え込んでしまいました。このガス代というのは、仮想通貨市場の取引量に応じて常に変わります。他のマーケットなどの影響も受けるようです。下の図はこのガス代の過去一ヶ月の履歴です(「Ethereum Gas Price Chart」さんのサイトから引用しています)。
記事投稿し作品価格を改めて以降これでもかと荒ぶっています笑。従来18〜22Gwei(ガス代の単位)だったものがこの間50〜150Gweiの遷移で、作品を購入するのに数百円〜千円ほどで良かったものが数千円〜1万円以上かかってしまう訳で買い控えするのはわかります。欲しい作品があっても購入出来ないというコレクターさんのツイートも沢山お見かけしました。
ですが、この間にも売れている人はいます。お迎えされている作品があるということは自分の作品がお迎えされていないのはガス代だけが理由ではないということ。
こんなツイートを昨日しました。
ちょっと後ろ向きなコメントですが、前回の記事を書いて心機一転臨んでこの状況なのでメンタルがヤラレてます笑。このガス代高騰は良くも悪くもクリエイターもコレクターもふるいにかけてるなと感じましたね(何か目に見えないチカラが働いている的な笑)。
この間ももちろん創作自体は続けて新作の仕込みも行い、既存作品の宣伝ツイートも行い、試験的な意味合いでガス代を考慮して期間限定でお求め安い価格設定などで出品するも全く売れません。自分なりに色々試してるつもりだけど、「どーすりゃいいんだよ!」ってのが今の正直な気持ちです。
淡い期待と賞味期限
「一枚絵である程度期間が過ぎても売れ残った作品はバーンしようかな」
なんかこんなことを思うようになりました。
以前は売れ無くてもいつかその作品が刺さる人現れて売れる時が来るからと考えていたし、実際それでお迎え頂いたことも沢山あって日々の努力は無駄じゃないんだと根拠のないポジティブ思考で突き進んで来ました。
でもやっぱり自分の中でその作品の「旬」というか「賞味期限」みたいな感覚のものがあったり、作品が沢山ある事でいつでも売ることが出来るという変な「安心感」「淡い期待」みたいなのもあったりします。
これから参入するクリエイターが増えれば、マーケットにNFT作品は無限に増え続けていき、NFT作品を購入する人が増えない限り、NFT作品はいろんな意味(投機的目的や作者の認知度や作品自体の魅力など)で「吟味」され、価値が見出されないとどんどんお迎えされずらい状況になっていく。
「いつかこの作品を見つけてくれる人が現れる」という考えは否定はしたくないが、クリエイター(自分の場合、絵師については)は「作る(描く)」という行為と「売る(NFT化して販売する)」という行為は全く別物として、切り離して認識した方が精神衛生上健全(笑)だと考えるようになりました。
買い手にとっては「手に入れることが出来るのは今だけ」、売り手に取っては「しくじれない」の方が緊張感あっていいのではないかと。作品が沢山あって「いつでも選びたい放題」がいいという意見ももちろんあると思います。買い手が好きなタイミング(ETHの相場やお財布事情など)でじっくり選んで購入できる訳ですから。でも選ぶ選択肢は自分のコレクションの中から選ぶ訳ではなく、マーケット全体の中から選ぶ訳なんですよねえ。
世の中の商売においても、期間限定だったり競争率が高いものが好まれるのは事実。
バーンしたからといって作品自体が無くなったり、無駄になる訳ではない。twitterやpixivに投稿することによって自分の認知度をあげたり、その作品を見てくれたことによってリアルなお仕事に繋がったり、またTシャツやステッカーなどグッズ化などでマネタイズも可能な訳です。またOpenseaの場合、list期間が決められるのでlistが切れたらバーンして、時間が経過した際に改めてNFT化して再販も可能。なんなら、修正してブラッシュアップした作品にしてもいいし、描き直すのも有り。絵師という生き物は徐々にだったり急にだったり成長するので、新しく身に付けた技術やスキルアップでより作品が魅力的になるのは間違いないでしょう。いや、我ながら前向きだな笑。
この期間を設ける販売方法は段階的に実施し、その都度Twitterなどで告知していきたいと思います。
魂の叫び・それでも描いて生きていく
先日、こちらの作品を描きました。
自分の創作活動と販売活動の間で抱えるジレンマだったり苦悩を魂の叫びとして投影した作品です。いろんな想いがめちゃくちゃ詰まっててある意味恐ろしい作品だなと自分でも思っています笑。NFT化はまだしていませんが、タイミング見てFoundationマーケットでオークション出品で臨む予定です。
まあこんな売れない状況続いてるのに、幸か不幸か創作意欲が全く枯れず、ひたすら作品作り続けるマシーンみたいになってて自分でも滑稽に思える時もあったり笑。
年齢もいい歳だし、持病抱えて普通に働けないし、独り身天涯孤独でもう残りの人生を「描いて生きていく」と決めているので、NFTが主戦場とは決めずに創作活動を続けていきたいと思っています。
NFT活動でいったん頓挫した「漫画」を現在制作進行していて、TwitterなどのSNS投稿をしていき、DL同人販売、コミケなどの同人販売を目標に繋げていきたいと思っています。またずっと続けている版権絵の投稿も引き続き行い、skebなどのコミッションも続けていきます。
そんな「わちゃわちゃもがいている老兵絵師」の活動を面白く思って頂ければ幸いです笑。その上で作品が刺さった際は、反応頂いたりお迎え頂けると嬉しいです。いや、リアルな懐事情「何か買ってくれー!(泣)」だったりしますが・・。
いろいろ好き勝手思いのまま書いてしまいました。後ろ向きな発言など気分を害された方がいましたら申し訳けありません。そして、同じような苦しかったり悔しい思いをしている方が自分意外にもいると思いますが、情け無いことに自分は今あなたを手助けすることが出来ません。シンドイ思いしても踏ん張ってもがいているジジイがいるんだなとこのnoteの記事がある意味あなたへのエールと捉えて頂ければ幸いです。
引き続き私なおすけの創作活動の応援・ご支援を頂けると嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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