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CRYAMYと

独演のDVDが届いてからだいぶ月日が経った。今日初めて観た。時間がある時にそれと覚悟が必要な気がして、と思って観るのを先延ばしにしてきた。
ちょっと日々が辛く感じたので、救いを求めて再生した。救いなんて言葉簡単に使いたくないけど。あの日、鮮明に残ってる記憶は、カワノさんに「死ぬな。」と言われたこと。ほぼそれだけだった。その言葉で今日まで生きてきたこと。これくらい。
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映像に残ってる確かな事実と私の思いをここに残す。
「今までは明日も生きろとか言ってたけど今日は俺と死んでくれ」と言って始まった。
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マリア
みんなの方を指して「あなたしかいないんだよ」と歌っていた。涙が溢れていた。私にもあなたしかない、って言えるくらいの存在なんだよ。
「そこから飛び降りて」→「今すぐ飛び降りて」
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スカマ
曲中で「大事にされたかったら大事にしろ」と。あなたが居ての私。私が居てのあなた。なんだな。
最近、あるライブで生きている人にしか音楽は届かないよ。という言葉をきいた。ちょうどそのライブを、CRYAMY解散のことを考えながら見てしまっていた。そうか、私、死んじゃったらCRYAMYの音楽聴けなくなるのかとはっとした。死んじゃえば何もかも感じないだろうけど。CRYAMYがいたから生きてこられたんだから、音楽さえあれば。生きていれば音楽が聴けるし、音楽が聴けるから生きれるんだと。
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「ごめん今日特別な日だよろしく。」私もこの日を特別に待ってたから。覚悟はできてたなと思い出した。
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誰そ彼
「構わず幸せへ向かって行け言えなくなったらもうさよなら」
側に居られなくなった人。離れた人。たくさんいる。それでも、幸せになってほしいという思いはある。まださようならはしていない。
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「この日までずっと気がくるいそうだった。まともな人間に戻った気がします。ステージの上に立って人間に戻る。すごいやつになるとかじゃなくて。」
私もそうだな。外では生きにくい部分がある。不条理な世の中、気持ち悪い。でも、ライブを見てる時は私を大切にできる。
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「誰もまともに思えない街」
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ALISAの前
れいさんとカワノさんが顔を見合わせてじゃーん。めちゃめちゃよかった。この曲で、仕切りとなっている。
「お母さん、妹こんなにたくさんの人に歌を聞いてもらってるよ」
大切な人を悲しませないため、あなたを思って。神様に会いに行く。って、1番遠いところに行くことなんだろうな。
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「ありがとうとかいうの恥ずかしかったけど、何回言ってもいいんじゃない?どうもありがとう」
「#4はマリアに込めてる。ラジオでマリアが流せないならいいや。音楽業界に居場所がない。」

「今日ばかりは自分のことを誇りに思います。
いやなことが、この世からあらゆる悲しいことがなくなればいいなと。音楽で世界は変わらなかったけどその人の中の何かは変えられた。誇りに思う。悲しいことがなくなって幸運を祈ってます。心の底から。」
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「親愛なる君の空の下を僕が愛しているよ」
「は」よりも「が」の方が自我が強くなる、いいな。「忘れないように、そして。また会えますように。」みんなを指しながら「君を愛しているよ。」照明が真赤になっていた。愛。

GLHは今回の人、々、々、々ツアーの1番最初の曲だったね。これがカワノさんの1番の本望だと思う。世の中いろんなことがあるけど、簡潔に、君には 、GOOD LUCKと。
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ここで1ステージ目が終わって、捌けた。
レイさんが爆笑顔でカワノさんの何回も肩トントン叩いて、りゅうのひらさんもようやったよみたいな笑顔で声かけていた。このシーンはDVDでしか見れないから嬉しい。
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「よかったと手放しに行ってしまうが今日があってよかった。僕の愛する皆さんとこのフロアに向けて歌います。」からの待月

この日のこの曲はYouTubeで公開されたね。ツアー中だった。今までこの曲で拳をあげることは意識していなかった。だけど、このmcを聴いてツアーの待月では、カワノさんのフロアへの愛に、私からのステージへの愛として。拳をあげるようになった。
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「こんなとこでは生きていけない。俺らも死んでやるよくらいのことを言ってきた。今は違う。どうか絶対に1人きりじゃないからどうか絶対に死ぬな。死んだら俺が悲しいから。君がいなくなったらどんだけ悲しいかそういう歌でございます。」

冒頭での「死ぬな。」はこの部分だと思い出した。もう一度このmcが聞けたこと。生かしてくれたこのmcは大切なものです。あの時、この死ぬなの一言で生きてきた。
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「消えるのなら消えるのならあとは追わせてね」
ここが、死ぬのならじゃない。生きてるうちはカワノさんがいる。CRYAMYがいる。歌があるように。死ぬのと消えるのは違う。消えても死なないぞ。
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「I love you(あいらぶやー)」で始まったまほろばも照明は赤だった。
どうせ死ぬぬならいや消えるのなら
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「一生懸命歌います。それしか言うことはない。」
ツアーday0でも、所々でも、一生懸命という言葉をよく使うね。一生懸命、生きてるうちは懸命に。カワノさんはどこまでも真っ直ぐだ。
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Sonic pop「大事に思ってるよ」からのten「確証のない愛を癖になって唱えていた」
ここは衝撃的だった。抱きしめて突き放されたような。
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世界の間奏シャウト「愛してるぜありがとうね」
世界でカワノさんが両手を広げて歌った場面。フロアを回ったこと。あの空間こそCRYAMYと私の世界だった。

最後に、
この映像を見て野音を迎えることができてよかった。独演のライブの後にあった渡米発表。1年前かあ、今日まであっという間だったね。本当によく走り続けてくれたと思う。全国を周って。身体が心配だ。ゆっくり休んでほしい。解散するしないとかじゃなくて、野音を特別な日にしたいという思いを受け止めて迎えよう。解散するだろうからライブに行くんじゃない。CRYAMYが見たいから行くんだ。

CRYAMY、カワノさんの言葉は残しておきたい。この独演のDVDのおかげで、日々が続けられそうだよ。だから野音の日もどうか映像に残してくれると嬉しい。

見返して思い出したことがたくさんあった。あの時の気持ちを思い出すことができた。記憶って忘れても思い出せるんだって。思い出せなくなったらなかったことになる。無かったことになる前に、文字にでも起こしておきたい。無かったことになったら、私のCRYAMYへの思いはそんなもんか、そういうことではないんだ。何か一つ強く記憶に残ってるものだけでも充分だ。だけど、それがたくさんあったら私としては素直に嬉しい。

CRYAMYこんにちは、おはよう、おやすみ、ありがとう、愛しているよ。

野音で元気に会いましょう。

(20240423)

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