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つぶやき0408

今日も世界が呼吸をしていた
あたりまえだけど

窓をあけると入ってくる風がちょうどいい
カーテン代わりにしているリネンが揺れるのを見て、あぁ呼吸をしている、と思ったのだった

古い布の表情はゆたか

今日もバイトに行き、それなりに疲れ、帰りの夕方の光に照る木の葉に癒され、
その美しさにうっかり泣きそうになりながら帰宅し、カレーパンと大判焼きを頬張り、
今月の予算をざっくり見積もってお金のなさに驚きつつ、映画や珈琲屋さん代はしっかり分けてやっぱり靴は買えないよなとか
そういう細々を考えて結局どうでもよくなって、
夜にまた家を出て少し電車に乗って「本の読める店」にいき、数時間あたたかい飲み物をいただきながら読書してきた

喫茶店にいくと時々どう過ごしていいかわからなくなってしまうのだけど、「本の読める店」と銘打たれていてちゃんとそのためのルールがあるとなると、よしひたすら読書しようと心が決まって楽なのだ
今日は3冊持参し、それぞれを適当に読み進めた 何周かしている本もあれば初めて読んでいる本もある

社会学専攻だった割には哲学系の本を読み慣れていないけどたまには読む
でも部屋の本棚に並ぶ本には年々エッセイや詩集が増えている気がする

文を書くのがすきなことと文を追うのがすきなことは、どっちがはじめだったかな
とにかくそれらに生かされてきた 活字がすきだった
音として聴くより文字として読みたかった、しずかに

だからそれをずっとできるお店というのは天国
本の読める店、は私のような人間にとって、その存在だけで救いになるんじゃないか

お店の空気というのをいつも意識する
チェーン店でも個人店でも飲食店でもその他の業界でも変わらず、とにかく店であれば入った瞬間に空気を "よむ" ことをする

逆に呑まれてしまうことも多々なのだけど、お店の空気にじんわり心身が融けていって癒される体験をすると通ってしまう

もちろん同じお店でもその日次第で空気は変わる 些細な出来事でザワザワしたものが広がることもある
そういうことに敏感ゆえに、そういうことが極めて起こりにくいお店が有り難い
みんなひとりで、しずかに、ただ本を読んでいる 穏やかな空間だった


さて、明日は朝からコンビニバイトなので寝なくては
そして夜はレストラン
どんなお客さんに会えるかな

こんな性質なのに接客業ばかりしていてよく身が保つなと思う
毎日すごい疲れるけどそれ以上に楽しいんだろうな マスクしていても目とか声の感じでいろいろ分かるものね
マスクなしの世界に戻ったら、相手から受け取る情報が多くなり過ぎて接客やるのむりかもしれない…

今日も自分の部屋で眠れてしあわせ

すきなことを繰り返しつつ、新しい日をまた生きる

おやすみなさい🌙