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つぶやきのあつまり

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自分のつぶやきをただあつめたものです
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#夜のつぶやき

何もなくても大丈夫だけど
あなたがいたら嬉しい
静かな光の夜が好きだけど
朝を想像することは幸せ
休むことも含めて歩くこと
ふと足を止めた時に感じるもの
ぬかるみと霧でうまく進めなくても
なぜか大丈夫だと知っている

静けさがもどる夜。窓の向こうの雨の音を聴く。閉じていたものが開き、乾いていたものに雫が落ちる。白く灯る花を咲かせる人の物語を夢に見る。木の風鈴を連ねる人のひたむきさを想像する。滞っていたものが流れ出し、新鮮な冷たさに満たされる。その中のあたたかさ。溶けない氷を抱いて波の上を歩く。

言葉だけで表せるものなどないのに、どうしていつも言葉が出てくるのだろう。次から次へと剥がれ落ちて降ってくる、それらが湖に落ちて波紋を生んで、その連なりがまるで一つの形のように。すべてそのままわかることがないのなら、せめて言葉で一部だけと思うのだろうか。すべて伝わればいいのにと欲。