見出し画像

双極性障害と診断されたら

1.道しるべ

自分が双極の診断を受けた時、どうしていいかわからなかった。

ショックだったし、病気のことをあまりにも知らなさ過ぎた。

当事者会に参加するようになって、同じ思いをしている人にたびたび出会う。


若い頃、子宮内膜症と言われて戸惑った。診察室でパンフレットを渡され、帰宅して何度も目を通した。

当時はインターネットなんて普及していなかったから、情報を集めるのが大変だった。

今は簡単に知りたい情報にアクセス出来る。ただ玉石混淆だ。


正しく有益な情報に早くたどり着くために、道しるべがあったなら。

そんな想いをずっと持っていた。

まだ形にはならないけれど、メモを残しておこうと思う。


2.日本うつ病学会

「日本うつ病学会」のホームページに「双極性障害とつきあうために」という資料がある。

私は通院先の心理教育でこのパンフレットをもらった。とてもわかりやすいので一読の価値あり。


3.仲間と出会う

まずはTwitterの闘病アカウントを作ってみるのがお勧め。

最初は吐き出すための病みアカでもいい。

そしてぜひ当事者に会う機会を作ってみて欲しい。同じ悩みを持った仲間に出会うことで、一人ではないと思える。

当事者にはいいお手本がたくさんいる。自分なりの対処法を見つけるきっかけになるはずだ。


4.病院との付き合い方

自立支援制度や障害者手帳など、福祉の有益な情報を手に入れること。

主治医も人間なので相性があるため、転院も選択肢にあっていい。

「五分診療」を最大限に生かすため、箇条書きにしたメモを。

気分安定薬のリーマスを服用の際は、定期的な血液検査が必要。意外と主治医が忘れていることが多いので自己申告するくらいでいい。

経験上、主治医と信頼関係が出来るまでは薬剤師の方が質問しやすい。

薬の飲み合わせ、副作用、妊娠を望む時など、心配なことは質問してみよう。

カウンセリングも助けになる。まれに自立支援が使える病院もあるので探してみるのも手。

カウンセラーは答えを出さない。話すことで頭が整理され、気づきを得る手助けをしてくれる。

書くことも効果がある。Twitterでつぶやいたり、日記やブログを始めてみるのもアリ。


5.心理教育

診察では丁寧に病気の知識を教えてくれない。自分から学ぶことが必要になってくる。

私はたまたま通院先で心理教育をやっていた。このおかげで病識がついて、症状をコントロールするモチベーションに繋がった。

また、過去の振り返りも役に立った。躁は本人にしてみたら元気なだけなので気づきにくい。

ライフチャートを作ると「あの時は躁だったのか」という発見があり、今後に生かせる。

病識がつくと、症状のサインを見逃さず、対処が出来る。


6.生活リズム

心拍数、歩数などは躁で増えてうつで減る。睡眠はその逆。

これらをモニタリングすることで早めの対処が可能になる。

スマートウォッチやアプリを活用。


7.まとめ

双極性障害は現段階では完治しないと言われているが、寛解(症状が出ない状態)の可能性はある。

うまく症状をコントロールしながら自分らしい生活を送りたいもの。

何か一つでも役立つ情報があれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?