見出し画像

のわ116 寄付ってなんだろう

あまりに長く書いていないので、どう始めたらしいのか分からない。見てみると最後に投稿したのは大晦日で、今年に入ってから一度も書いていないのだ。
書かなきゃいけないというプレッシャーばかりがどんどん強くなって、さらに腰が重くなってしまいました。
そんなこと言ってる場合じゃないので、とにかく何か書いてみます。
最近気になったのは寄付のことです。

ご存知のようにのわではお金に関連していろいろな取り組みをしています。例えば寄付だったり0円ショップだったりします。
寄付はのわの活動の様々な場面で登場します。募金箱が何ヶ所かにおいてますし、ホームページを使ってインターネットでも集めています。またイベントの時に入場料や販売物に決まった値段を決めずに寄付制で実施することもあります。
そもそも何で寄付という仕組みを使っているのか。これまでも何度も行ってきたことだけど、生活をするのにお金はなくては困る便利で大切なものだけれども、お金が原因で困窮したり困難に陥ったりする人もあります。お金は怖いものでもあります。
その存在が当たり前過ぎて普段何気なく使っているお金のことを時々は考えてみたい。そんなきっかけとしてのわでは寄付を使っています。
そしてこれまでにたくさんの人が寄付をしてくれています。本当に助かっています。いつもありがとうございます!!

でも時々寄付制でイベントを開いていると無料だと思う人もいます。
「無料ですか?」
「無料じゃありません」
「いくらですか?」
「きまってません」
「???」
という悪循環におちいります。
でどういう仕組みなのかを説明するのですが、分かりにくくて面倒臭い仕組みと思われてしまいがちです。

普段は売り手が価格を決めているのだけど、寄付の時は買い手に判断が委ねられます。さっきお金を考えるきっかけになれば、と書きましたが、「そんなきっかけ必要ない」と言われる声が聞こえてきそうです。
でも僕はそれをやめたくないと思っちゃうんです。
根本には「決まっていることが嫌い」という天邪鬼な性格があるようです。でもそれは曖昧なままでいいというのとは違います。その時々の状況に応じて最適の判断を下すべきだと思います。でもその判断を固定化してくだい。自由を奪われたくないという気持ちです。
世の中のさまざまなことがどんどん固定化されていっているように僕には見えます。なんとかしてそれに抗いたいのです。不便かもしれないけど、自由を失わないために。(新見永治)