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会社員からフリーへの転換で一番苦労したこと

フリーランスとしてXの運用代行や写真、映像、Webデザインをしているnobです。

副業を含めると、5年程度の活動期間がありますが、
最初の3年程度は本当にうまくいかず、
諦めようと思ったことが何度もありました。

一番苦労したことについてお話させていただければと思います。

一番苦労したこと

苦労したのは、時間を切り売りする以外の方法で報酬を得ること、でした。

会社員であれば、毎月の給与が決まっているので、
極端な例になりますが、仕事をさぼり続けても、
バレなければ会社が指定した日にお給料が振り込まれます。

人事をやっていたので、こういった言い方はしたくないですが、
時間を拘束する代わりに対価をお支払いするね、ということだと理解しています。

もちろん、業務態度や成績が悪ければ評価に影響して、
場合によってはマイナスの評価で給与が下がってしまうことはあります。
でも下がっても月1万円程度ではないでしょうか。

一方でフリーランスの場合は、契約にもよりますが、
納品物によって報酬を受け取る、というイメージが強いかと思います。

なので、時間や場所に縛られず、仕事ができるというイメージの一方で、
納品できなければ報酬を得ることができない、というのは当たり前のことかと思います。

フリーランスとして働くとは、そういうもんだと思うだけ、
と思っていましたが、実際は苦戦しました。
軽く書きましたが、めちゃくちゃ苦戦しました。

振り返ってみれば、ごく普通の事務職で仕事をしていたため、
特定領域の知識や経験はあるものの、働き方のイメージとして、
会社員のような働き方でないと成果を出せない、という思い込みが強く、
月間で80~100時間の仕事、という時間が決まった仕事にばかりに目がいき。

過去の実績も特になく、簡単なお仕事でも、期待に応えられなかったら
と迷ってしまい、それなら時間を切り売りするのが安心だと考えたからです。

切り替えたこと

2年ほど前に、それまでの考え方をやめることにしました。
フリーランスとして何とかやっていきたい、と考え出してから既に3年が経過していました。

考えを切り替えてからは、少しコツが掴めたのか、
少しずつではあるものの、仕事を獲得出来るようになった気がします。

切り替えたのは「どの自分を商品にするか」でした。

文字にするとややこしいのですが、
仕事がとれなかった時は、会社員時代の経験、或いは在籍企業の名前を、
仕事を獲得出来るようになった時はフリーランスとしての自分を、
商品にした、という違いです。

副業がやりたい、と思ったときに、
手元にあったのは転職活動で使っていた履歴書と職務経歴書でした。

もちろん実績も記載されていますが、転職活動で重要なのは、
こういう経験があって、将来はこんなことがしたい、と
過去と未来を経験で繋ぐことだと考えています。

でも、発注側の目線で考えてみると、
転職してくる応募者としてではなく、得たい成果があるから、
過去に「実績」がある人にお願いしたい、と考えると思います。

小さな表現の違いに見えますが、
経験があってなんとかできそうです、という人と、
過去に実績があるから大丈夫です、という人なら、
どちらに発注したくなるか、ということを考えるようにしました。

たとえばSNSについても、広報で企業アカウントを運営してきたから、
アルゴリズムの理解や、投稿内容の作成が出来ます、という人がいます。
でも発注側は個人のアカウントで、企業の看板に頼れない中で、
この人に任せて大丈夫かな、と不安になると考えました。

そこで、まずは時間がかかっても自分のアカウントで実績を作り、
同じように個人のアカウントを伸ばす方法を掴み、
この実績をもって「任せてほしい」と提案するように変えてみました。

つまり、会社員時代の経験はいったん置いておいて、
どんな仕事をしたいのか、ということから逆算して、
実績を作ってから、仕事を獲得するようにスタイルを変えました。

このスタイルに変えてから、最初の実績作りに3ヶ月程度かかりましたが、
自身をもって提案出来るようになり、仕事を獲得出来たと考えています。

振り返ってみて

振り返ってみると、別に過去の経験を元に仕事を獲得する事は出来たと思います。
ただ、フリーランスとしての仕事の取り方がわからない、と二の足を踏んでいた自分でした。

初めて取り組むことで、考えすぎて動けなくなっていたのだと思いますが、
まずは第一歩、1円でも報酬を得る方法を考え、行動できたことが
今に繋がっていると強く感じています。

過去の自分を資産として、フルに活用できるのであれば、
活用した方が良いですが、もし上手く活用できないのであれば、
最初の一歩を踏み出すためにも、新しい自分を作ってみるのが良いかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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