酒と大人

こんにちは、仁太郎と申します。
都内の某大学に通うしがない大学生でございます。
これからブログを備忘録がてら書いていこうと思います。
自らの考えがどう変わっていくのか、はたまた変わらず同じような事を書いていくのか、それを楽しみに書いていこうと思います。

さて、第一回は「酒と大人」についてです。
大学に通って以降、飲みの機会が一気に増える方が多いと思われます。
かく言う私自身も、大学一年の頃はよく居酒屋に行き、二次会のカラオケで夜が明ける事も屡々ございました。
私の場合は大学一年の秋頃になんやかんやありまして、それっきり飲み会というものに行くことが一切なくなったわけですが、一般的な大学生は順調に飲酒ロードを闊歩していくことでしょう。それもまた大学生としての華でございます。
今回のテーマは、お酒に弱い人間の生き方について。飲み会に行かなくなって以降、徐々にお酒への耐性を失い、今では3%半缶でも体調を悪くするほどの下戸になってしまった私がどう生きていくのか。それらについて書いていきたいと思います。

高校以前と大学以降の違い

さて、皆様は高校生の頃も飲酒しておられましたでしょうか。この問に対する回答が全てNOであることを祈ります。
私も皆様と同様、高校生の頃まではお酒を一滴も飲まない人生でございました。(私の場合、そもそも高校に友人がおりませんでしたが、それはまた別の機会に書かせていただきます。)
高校から大学へは生活がガラッと変わります。制服から私服、黒髪からの開放などの見た目の変化。授業形態やアルバイトなど生活習慣の変化。酒や性などの人付き合いの変化。挙げたらキリがないほどの変化を求められます。
一時期私はその変化の強要に心の中で弱すぎる反発をしておりました。今ではそこまでの反発はありませんが、未だ黒髪&酒が弱いという副作用を抱えております。
特にお酒は大きな影響を持つ所でしょう。大学生からは人間関係には必ずと行っていいほどお酒が介在します。そしてそれは社会人になっても当然のように続いていくのです。

下戸の肩身

そのような社会で、下戸はどう生きていくべきでしょうか。社会で生きていく上で、人間関係は切り離すことのできない重要な要素の一つです。そこに当然のように介在するお酒の存在は、我々下戸にとってかなりの障害となります。
典型的な例でいえば、飲み会。最近では若者の飲み会離れが叫ばれていますが、依然として「飲み会には行くべき」という論調が主導権を握っている印象です。
近頃は「アルハラ」や「スマドリ」といった考え方も出てきており、昔ほど肩身は狭くない社会に変容しつつありますが、まだそれらが完全に浸透しているとは実感できません。
それが大学生となれば尚更。全ての行動理念を「ノリ」とする彼らにそのような御託は通用しません。彼らにとって飲酒は当たり前であり、飲まない方が特異な者として扱われるのです。

飲み会の残酷さ

飲み会で避けては通れない問題、それは参加費です。
大抵の飲み会のシステムとして、幹事という役職が存在します。大まかに言えば、会を取り仕切る役割。その幹事が一定額を参加者から集金して代金支払うのが一般的な流れです。
その「一定額」とは、飲酒する一般人と我々下戸とで差はありません。全て同額です。
飲み放題であるにしろ、割り勘であるにしろ、我々は飲んでもいない「無」に大事なお金を支払う事になります。
飲酒する一般人に対し、少数の下戸のために多く支払えと主張しようとは思いませんが、何か引っかかるものがあるのも事実ではあります。
その分多く食べる事で元を取る事もできますが、例えばコースのように一人一人の量が決まってしまっているとほぼお手上げ。ソフトドリンクで元を取ろうとする、中学生に退行したかの如く無惨な成人の完成です。

下戸たちはどう生きるか

飲み会に行きたくない、そんな考えをお持ちのそこの貴方へ。私も同じでございます。
飲酒を求められる社会に恨み唄えど、現状は何も変わらないのでしょうか。私のような低俗な脳みそでは真の解決策を産みだすことが、少なくともここ数年ではできませんでした。
私は「新歓」という概念があまり好きではありません。仲良くなる手段として飲み会を用いる事に疑問を持っているからです。
もし私が飲み会に行くのであれば、その相手は私が信頼できる相手、一緒にいて楽しい相手であって欲しいものです。しかし、まだ仲良くなる手前、もっと言えば相手のことを知る前に飲み会を開催する事は、私にとって苦痛とも感じてしまいます。
お酒を通して快楽を得られる一般人の幸せとはどんなものなのでしょうか。考えても分かりませんが、それらが彼らを飲酒に駆り立てるのでしょう。世はまさに大飲酒時代。ありったけの酒をかき集める彼らを横目に、我々は水どころか空間から浮きながら生きていくしかありません。


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