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Day19 自分があまり賛成できない常識

 皆さんこんにちは、霜月です。
 今日も「 #1ヶ月書くチャレンジ 」やっていきます。

 19日目のテーマは「自分があまり賛成できない常識」。今までのお題より格段に難しくなっていますね。

 私は色々考えて、思いついたものが1つありました。

 それは、「恋愛・結婚至上主義」。
 言っておきますが喪女の僻みではありません。

 日本社会には、「恋愛して結婚することが幸せへの道」だという思想がこびりついています。
 恋人や配偶者がいない人間は負け組だと嘲笑され、「結婚だけが幸せじゃない」と言えば、それは負け犬の遠吠えだと解釈されます。

 ただ恋人や配偶者がいるからと威張っている輩なんて、それこそ自分一人じゃ何もできないと自白しているようなものなのに、なぜ気づかないんでしょうね。そういうやつらの方が、独身者よりよっぽどみっともないです。

 当然、結婚できる見込みがない私は、そういう連中の基準でいけば「負け組」です。
 私のように、やむを得ない事情で家庭を持つことを見込めない人はたくさんいるはずです。その人たちだって、自分の幸せを掴もうともがいているはずなのに、日本社会の基準で言うと「負け組」で、「嘲笑していい相手」なのです。なんと理不尽なことか。

 それに、日本産のドラマや映画は、そのほとんどが恋愛が絡むストーリーです。恋愛映画がそれだけ売れているのです。
 しかし、いちオタクの視点から見ると、これは歓迎できない事態なのです。

 人気漫画の実写映画化やドラマ化は珍しいことではなくなりましたが、原作の魅力を丸ごと潰すようなクソ実写化が定期的に炎上していますね。
 その中には、「恋愛要素の薄いor無い作品なのに、実写版では無理やり恋愛要素がねじ込まれていて、全くの別物になっていた」という理由での炎上もあるんです。
 これはかなり面倒なケースで、酷い時は原作に登場しないオリジナルキャラをねじ込み、そのキャラ絡みの恋愛を作中に入れるとか、そういうこともあります。そのオリキャラを演じるのが、明らかに芸能事務所や映画会社が売り出したいアイドルとか新人俳優だった時なんかもう怒りを通り越して虚無ですよ。閑話休題。

 しかし、そういクソ実写が生まれるのは、「恋愛映画なら売れるから」なんですよね。本当に、どこまで恋愛至上主義なんだか。


 もちろん、恋愛はとても大事なことです。恋愛、結婚を経て家庭を持ち、子孫を残すことで、人類は発展してきたのですから。というか、どの生き物にも生殖本能はあります。
 誰かを好きになり、一緒にいたいと思う感情は尊いもので、それ自体は否定していいものではありません。
 現に、私だってロマンチックな恋愛への憧れは捨てられません。

 だけど、それが他の全ての事柄より大事なんてことはないでしょう。もちろん、他人を見下すツールにするなんてことは、あってはならないことです。

 でも、今の社会には、非リアを馬鹿にするリア充がいます。友達付き合いをおざなりにして、彼氏最優先なのが許されると思い込む女がいます。

 恋愛至上主義は、本来なら尊いものであるはずの恋愛が、人に優劣をつけるものになり果てる概念です。そして、劣っているとみなされた人を見下し、馬鹿にするのを許すような考え方です。
 そう、理不尽の塊なのです。

 恋愛で頭がいっぱいになっている人たちは、もっと「恋愛以外の、素晴らしいもの」を探す努力をすべきです。
 そうすれば、恋愛至上主義は消えてなくなる、そのはずなんです。

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