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『4年+1年掌編』作品解説「カラス」

今日も滑り込みになってしまった。極力昼・夕方に書けるようにしましょうね。

 今回は冊子内でも最も短い作品「カラス」についてです。

経緯

 この作品を書いたのは、4回生(2020年)の5月です。Twitterにて、零久舎さんのアンソロジー企画「ことだま自由区」に参加・寄稿したものです。
 ちなみに、例の佳作の友人も誘い、参加してます。
 現在も配布中ですので、是非。



キャラクター・思うこと

 字数が原稿用紙1枚分という指定があったこともあり、結構悩みました。
 掌編ばかり書いているとはいえ、1枚分に纏める技量も発想もありません。そういう時こそ詩だろう! という意見もあると思いますが私、詩が書けんのです。なんというか自由度が高すぎる故と言いますか、キッチリ枠が定まっていないからと言いますか……。
 兎に角、なんとなくふわふわとしていて、上手く書けないのです。

 ということで、悩みに悩んだ結果、小説っぽくしつつ自分の心情を混ぜようと思い、「カラス」が誕生しました。

 2020年5月と言えば、新型コロナウイルスが本格的に流行りだし、皆が最も自粛・ステイホームしていた時期ですね。
 私も大学近くの下宿先からほぼ出ず、ぼうっとした生活をしていました。元々インドア派だったので、そんなに苦ではないと思っていたのですが、長期間続くと、結構クルものがありました。

 そうなってくると、何もせず呆ける時間が増えるのですが、そういう時に案外発見というものはありました。意外意外。
 私の暮らしていた部屋は、窓からそこそこな木々が見えるのですが(多分桜)その周りをカラスが2羽から3羽程、毎日元気いっぱいに飛び回っていたんです。
 しかも、2羽の時はぴったりくっついたり、片方を追いかけたりと、凄い"動き"があったんです。
 それまで、カラスというと、群れでいることはあっても、互いに干渉しない・自分一人で思うままというイメージを勝手にもっていた私は、驚き、頻繁に観察するようになりました。

 徹底した自粛期間、当然友人に会うなんてことはできませんから、数羽でくっついたり離れたりするカラスが羨ましくもありました。
 そうした外に飛び出て思いっきりという感情や、人と会いたいなあという思いを「カラス」には乗せました。

 (くっついたり離れたりというカラスの飛び方ですが、どういう意味なのかは敢えて調べていません。私には仲良さげに見えましたが、実は喧嘩だったりするのかもしれませんね)

最後に

 時間ギリギリになりながらも、なんとか続いています。「noteに作品解説」楽しいです。文章書くの。
 いきなり解説だけ載せてますから、恐らく大半の人は何だこれと思っているかもしれません。すいません。勿論、本編も挙げるつもりです。

 ということであとは2編です。明日は、もっと早めの時間にあげる!予定!

 

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