テスト

フィルム時代は配給会社から届いたフィルムを、実際上映出来る状態に編集した後、テストをしなければならない。
テスト上映では、
映写機の動作チェック
フィルム走行
映像、音量チェック
等を主にチェック。
映写室側、場内側にそれぞれ1人担当者がおり、お互い無線機を所持、無線機でやり取りする。
ちなみに無線機は常に使用している物を使用。
この無線機はフロアスタッフとも共有している為、情報漏洩を防ぐ意味も込めて無線のチャンネルを変えるのだ。

テストは勿論、公開前の作品を本上映状態で流すわけだから、それだけ聞けば
まだ公開してない映画観られる何てラッキーじゃん😆
と思われるかもしれないが、とんでもねぇです💦
あくまでテストです!
映像は隅から隅までチェックしなくてはいけないし、気になる場面、急にボリュームが大きくなる場面などがあった場合は本編開始後何分経過したところか、というのをメモらなくてはいけないし、一定時間を超えたら席を移動して、そこでまたボリュームのチェックをしなくてはいけない。
音や映像に問題があった場合は、映写室側のスタッフと無線で連携してフィルムと映写機、どちらに問題があるのか追求せんとならんし、とにかくやる事盛り沢山😵‍💫
テスト上映が終わり、映写室に戻ったらレポートを書いて、その作品に関する注意点等を項目別に書いてプリントアウト。
ちなみにこのレポート、全国の同系列シネコンで共有されるので、下手なことは書けませんよ!(笑)

そんなわけでテスト上映とは、仕事の一環であるので、そんな簡単に楽しめはせんのですよ😅
特にテストで大抵の方々が苦戦するのがチェンジマークのチェックである😩
次回はこのチェンジマークについて書きたいと思います😄

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