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【ホロライブ小説】『七彩大戦』(完結)

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ホロライブのメンバーを題材に記載した小説となります。 ◆あらすじ 『七彩大戦(ななさいたいせん)』と言われるホロメンが最後の一人になるまで戦い合う祭典。 ひょんなことから『観測…
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【ホロライブ小説】『七彩大戦』:第1章 運命の出会い

「悟(さとる)」はしがない大学生。 明日までの課題を終え深夜の公園へランニングに来ていた。 悟はランニングを終え、ベンチに座って夜空を眺めていた。 悟は周りが濃い霧に包まれていることに気が付いた。 「なんだこれ?」 悟が戸惑っていると霧の中に人がいるのに気が付いた。 目を凝らすと、7人の美女が取り囲んでいるようだ。 悟は驚いて立ち上がり、目を大きく見開いた。 「どうやらキミが『七彩大戦(なないろたいせん)』の『観測者(オブザーバー)』みたいね」と「宝鐘マリン」に声を掛けられ

【ホロライブ小説】『七彩大戦』:第2章 開戦

マリンと悟が共同生活をして1週間が経っていた。 「マリンさん、今日は買い物に行きましょう!」 唐突に悟はマリンへ提案した。悟は困っていたからだ。 マリンは悟と共同生活をしてから家にいる間は悟のTシャツやスパッツを着ており、 色気のある格好をしていたためだ。年頃の悟にとって死活問題であったのだ。 「そのマリンさんってのやめないか?マリン船長または船長って呼んでくれ」 冷蔵庫の麦茶を取り出しながらマリンが答える。 「で?買い物だっけ?いいよ、行こう。こんな薄着だと悟の視線が気にな

【ホロライブ小説】『七彩大戦』:第3章 溶岩少女の領域

キアラとマリンとの戦いはしばらくの間続いた。 「もう、3回は殺してるはずなんだが、お前は本当に不死身なのか?」 マリンは顔について返り血を拭いながらキアラに問いかけた。 「マリンちゃんも大した能力じゃないのに強いね。全然、とどめを刺せないよ。」 そう言うとキアラは切り落とされた腕を再生させた。 悟は高度な戦いを驚嘆の目で見ながら、「観戦者」としての自分の役割を自覚した。 「俺はただ、戦いを観戦するだけだ。介入してはいけない。」 そう自分に言い聞かせながら、悟はマリンとキアラの

【ホロライブ小説】『七彩大戦』:第4章 鬼の子

マリンはノエルと戦闘をしに行ったが、1週間経っても帰ってこなかった。 ただ、悟の前腕にあるマリンの刻印は消えていなかった。どうやらマリンはまだ生存しているようだ。 代わりに紫咲シオンの刻印がマリンがいなくなった夜に前腕から消えていた。

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【ホロライブ小説】『七彩大戦』:第5章 海の略奪者

1週間帰ってこなかったマリンが悟の家に帰って来ていた。 「マリン、今まで何してたんだ?」 悟に色んな気持ちが込み上げてくる。 「マリンじゃなくてマリン船長だろ?あの体力バカ(ノエル)との決着が付かなくてな。体力回復の為に帰ってこなかったんだよ」 マリンはノエルを仕留めきれずに帰ってきたようだ。 悟の位置はプレイヤーに分かっているため、安全に体力回復をするため悟のもとから離れていたようだ。

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【ホロライブ小説】『七彩大戦』:第6章 燃える命

小鳥遊キアラの能力は1日6回まで復活することができる『不死鳥(フェニックス)』である。 また、『不死鳥の翼撃(フェニックスブレイク)』は自分の生命力をすべて使って強力な一撃を撃てる能力である。 この能力は使うたびに体が焼き切れて死んでしまう。復活することができるキアラであるため使える能力である。

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