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【勝手に】第一回アゾリウス評議会_Novel視点【20230504】

企画説明

自分が「師匠」と仰ぐ朧霞さんと、かねてから大ファンであるへいかさん&アス波さんの3人が行なっているアゾリウスコントロール使用者視点の環境/メタ分析の考察企画

↓詳細↓

記事を書いた背景

正直、御三方の記事を正座して待つべきなことは重々自覚しています。
自分は何も結果を出していなければ、この記事を書くことで得する人がいるかと聞かれたらとても怪しいですが、それでも勝手にこの企画に便乗することにしました。

理由は、「自分の今の理解を言語化して有識者の見解と照らし合わせたい」と思ったためです。

自分の感覚や考えがどこまでずれてるのかを知らないと上手くなれないと思うので今回の件で現実を見ようと思います

もしも、見当違いなことを書いていたら、「ま、初心者だから笑」と思ってください。
お優しい方はコメントで教えていただければ嬉しいです。

自己紹介

2022年11月からパイオニアを始めて、アゾリウスコントロール一筋で競技大会に挑んでいます。
現在は店舗予選抜けを目指して、日々大会に参加したり構築の勉強やフリプ会で練習を重ねるなどしています。
家庭の都合で、基本的に土日しか大会には行けないので、練習するより長い時間Twitterかnoteにいます
(それは良いのか?)

Twitterはこちら

----------ここから企画の記事----------

①現在のデッキリスト

リストの特徴

アグロ対策としてサイドに《一時的封鎖》を2枚採用している。
→《ポータブル・ホール》の方がマナクリに触れる、かつ細かくアクションできるので使い勝手の良いケースもある。
ただ、細かく動く分除去の当て方にミスがあるとそのまま優位を取られてしまうこと、マナクリを採用するデッキに対して後述の《方程式の改変》が来たことから、後から対策できる《一時的封鎖》で対応できると考える

対白単用の4T目の評決。エーデリンは咎められない

《アーデンベイル城》を2枚採用。ミラーや同型対決に強く出れるようにしている。
→同型対決の場合、除去の枚数を極端に減らすため土地からマナを注げば無限に人間が出てくる《アーデンベイル城》は非常に効果的。
ミラーの場合、《廃墟の地》が2枚は入っているので《ヴァントレス城》や1枚目の《アーデンベイル城》に当てさせてから2枚目を着地させたい。

無限人間生成工場

環境に多く存在する《鏡割りの寓話》やその他増えて来たと言われている緑単信心のほぼ全てのカードに当たり、確定で打ち消しできる《方程式の改変》を《かき消し》の枠に採用している。

対青系だとちょっと役立たず

墓地対策として《安らかなる眠り》を採用している。対象は【パルヘリオンシュート】や【新生化】などのコンボデッキ。これらのデッキは数を減らしつつも環境には存在するため対策をしないという選択はできないと考えた。

墓地さよなら(《記憶の氾濫》もさよなら)

ミシュラ土地やアグロに殴り切られるのを嫌ってサイドに《残骸の漂着》を採用している。主にラクドスやビートダウンがきついデッキにはとてもよく刺さるためサイドに入れ得なカードだと思う。

単騎突撃は放浪皇、全体突撃はこいつ

②パイオニア環境考察

前提

自分はチャンピオンズカップの店舗予選抜けを目指しているため、以下の考察は「店舗予選環境」を指します。

チャンピオンズカップとは

店舗予選環境は、チャンピオンズカップで最初に参加する予選なので参加者の人数が一番多く、晴れる屋HP等のメタゲームの集計を参考に大まかな予想が立てられる環境だと考える。

学生時代の部活動の
区大会→都大会→全国大会→世界大会のイメージ

※自分の集めた情報は地域メタ(主に晴れる屋TC東京や晴れる屋吉祥寺店など)も含まれるのでその点ご了承下さい。

環境考察

体感しているデッキ分布

【ラクドスミッドレンジ】【アゾリウスコントロール】が多い。次いで【白単人間】【パルヘリオンシュート】【ネオフォーム】などコンボ系が続き、【緑単信心】【アゾリウススピリット】なども見かける。
また、【独創力】【奇怪な具現】などのコンボデッキも存在しておりメタゲームを読むのは難しい。

概ね晴れる屋HPのメタゲームに近い分布だが、データ上より【ラクドスミッドレンジ】【アゾリウスコントロール】が多い認識。

メタゲームの集計上のデッキ分布

2023/5/4時点のリスト登録数1位〜6位
2023/5/4時点のリスト登録数7位〜14位

体感しているメタゲームと近しく、王者【ラクドスミッドレンジ】とそれを倒そうとするデッキが入れ替わり続けている状況。

次点で【アゾリウスコントロール】【パルヘリオンシュート】【緑単信心】【スピリット】【ネオフォーム】等が掲載数2位になったことを確認している。

上記から以下のデッキは対策必須と考え、基本的なリストと相性関係は頭に入れたい。
それ以外の主にコンボデッキに関してはカウンターを増量することで死に覚えをする必要がある。

  • 【ラクドスミッドレンジ】

  • 【緑単信心】

  • 【アゾリウスコントロール】

  • 【白単人間】

対策必須デッキの採用カードと相性関係

【ラクドスミッドレンジ】
メイン : 五分から微有利、サイド : 不利
要注意カード : 《鏡割りの寓話》《思考囲い》《ヴェールのリリアナ》《真っ白》などハンデス
クリーチャーはライフとの兼ね合いで打ち消す。

メインはラクドス側の除去が腐るため五分からこちらが微有利。相手が除去を腐らせてる間にこちらはカウンターしつつ《記憶の氾濫》を打ったり《ドミナリアの英雄、テフェリー》が着地すれば相手が息切れして勝つ。
せっかく手札で除去が腐ってくれていので、相手の手札の入れ替えはなるべく阻止したい。《鏡割りの寓話》は基本止める。

絶対に許さないカード。でも絵は好き

【緑単信心】
メイン : 五分から微不利、サイド : 五分
要注意カード : 《収穫祭の襲撃》《大いなる創造者、カーン》《茨の騎兵》《老樹林のトロール》

相手がブン回ったら勝てない。カウンターが噛み合えば勝てる。《方程式の改変》が追加されカウンターの質が上がり勝ちやすくなった。
要注意カードにカウンターを決めて、こちらの優位を保ったまま《ドミナリアの英雄、テフェリー》を着地させたい。

ニッサの誓いと入れ替え候補らしい。強い

【アゾリウスコントロール】
メイン : 腕と右手次第、サイド : 採用カード次第
要注意カード : 《放浪皇》《ドミナリアの英雄、テフェリー》《記憶の氾濫》その他盤面にクリーチャーを複数並べるカード

メインは先に《記憶の氾濫》を打ち、《ドミナリアの英雄、テフェリー》を着地させた方が勝つ。
サイド後は上記に加えて《新ファイレクシアへの侵攻》や《サメ台風》のハードキャストなどでトークンを並べる戦術で押し切って勝つ。隙を見せたら負けるが先に打ち込みたいカードが多いので練度が必要。

相手に打たれると嫌なカードNo1

【白単人間】
メイン : 不利、サイド : 不利
要注意カード : 《スレイベンの守護者、サリア》
《傑士の神、レーデイン》《婚礼の発表》
※基本的に《一時的封鎖》や《至高の評決》で間に合いそうならスルーするがマナ要求を増やすカードは止めれるなら止めたい。

4T目までに全てを決しようとする【白単人間】と4T目以降から本気を出す【アゾリウスコントロール】ではゲームレンジが噛み合わず勝てない。
勝つにはレンジを前に寄せる必要があり、《ポータブル・ホール》や《一時的封鎖》などの除去 + 打ち消しでなんとか延命するしかないので構築レベルで対策が必要。

サリア撲滅運動したい。

考察まとめ

パイオニアの環境は、【ラクドスミッドレンジ】を中心にコンボ/アグロ/コントロールのメタが回り続けている環境である。
【ラクドスミッドレンジ】は対面不利のため対策必須なデッキであり、尚且つ環境に一定数存在し続ける都合上ガードは下げられない。
そのため、対ラクドスへの勝率を五分以上キープしつつ、次点にいるデッキ(現在だと【緑単信心】【奇怪な具現】)を意識しながら、更に環境に一定数存在し続けるデッキ(【白単人間】【ロータスコンボ】【アゾリウスコントロール】など)への対策をする必要がある。

結局、ラクドスに負けないで他のデッキもちゃんと対策しようねだと何もまとめになってないじゃんと思われるかもですが、それがパイオニア環境の楽しいところでもあるので引き続き頑張りましょう(白目)


③今後のメタについて

現状のメタゲームは、

  1. 【ラクドスミッドレンジ】に勝てるコンボデッキが流行る
    例)【緑単信心】【奇怪な具現】【新生化】【パルヘリオンシュート】

  2. コンボデッキに強いコントロールやアグロデッキが流行る
    例)【アゾリウスコントロール】【赤単(ゴブリン、アタルカレッド等】【白単人間】
    ※この時期に勝ちたいのでミラーに勝てるスキルが必須

  3. コントロールやアグロに強いミッドレンジが流行る
    例)メインから脅迫やクロクサの入った【ラクドスミッドレンジ】など

  4. 1.に戻る

といった流れが続いており、現状は3のステップにいると考える。

この流れに対して、新弾のカードや新コンボの発見で更に環境に変化が生まれるが、基本的には王者【ラクドスミッドレンジ】をいかに抑えるかが重要な環境であることは間違いない。

なので、【ラクドスミッドレンジ】に勝てて尚且つ他のデッキに対しても優位に立てるだけの自力をもったデッキ(超高速でゲームを決められるコンボデッキ等)の台頭があれば、上記のサイクルは崩れる。

気になるデッキ

超高速でコンボを決められるデッキとして【ローナコンボ】が台頭してきているので、このデッキが王者【ラクドスミッドレンジ】や環境にいるデッキ(特にコントロールやアグロ、類似の高速コンボデッキである【パルヘリオンシュート】等にどれだけ勝てるかが注目されると思う。

タッサの信託者で勝つタイプとこのリストのタイプがある

まだ実際に見たことはないが、すでに予選などで使われており徐々に結果を残している様子。詳細はこれから調べる。

このデッキが少し前の【ネオフォーム】のように流行ればここへの対策を盛り込んだデッキに変わるので環境が変わる可能性はある。

しかし、新しくみつかったデッキを0から練習して店舗予選などに持ち込むのはハードルが高いので、結論【ラクドスミッドレンジ】や環境に一定数存在するデッキの数はそこまで変わらずわ、デッキとしての対策の優先度は低いと考える。

強いてあげるなら、台頭したコンボデッキのスピード感によっては環境全体のレンジが変わるので、その点は意識してウォッチしておきたい。

まとめ

新出のデッキの調査/対策は必要だが、デッキ単位の対策を考える前にまずは数が多いデッキを抑えることが必須。
それに加えて、新出のデッキの対策を盛り込むかの検討と環境全体のゲームレンジへの影響を視野に調整を続けたい。

これからも一緒に頑張ろうおじさん

④その他

フリースペースとのことなので、僕がよく読んでる青白コンの記事を勝手に紹介します。
(迷惑でしたらごめんなさい)

①師匠のnote

それまではただ漠然とアゾリウスコントロールが好きでしたが、この記事を読んでパイオニアでアゾリウスコントロールをやろうと決心しました。

②アス波さんのnote

ちょうどパイオニア神決定戦の少し前に初めて読んで、言語化の大切さと難しさと思考の深さに感動した。新しいカードを発掘している印象で自分には真似できないなと思う

③へいかさんのnote

成績もプレイングも記事もどれをとっても素晴らしい先輩プレイヤー。アス波さんとへいかさんがいるPHCってなんなんだ、天国か…?といつも思う。めちゃくちゃRTされてた青白コン記事以外も読み応えがあって楽しい

④ゆうやんさんのnote

直接の面識はないが、青白コンの記事をとてもわかりやすく丁寧に書いてくださるプロの方。デッキリストを真似て大会に出るプレイヤーが続出するくらいに影響力がある方で、発信される情報は見落とさないようにしたい


おまけ

クソコラごめんなさい。カードゲームうさぎ毎日欠かさず読んでます。ワタル先生応援してます。

おしまい。

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